「韓国はプライドを捨てて、日本に学べ!」Jも知る元韓国代表が嘆き 日本から後れる母国サッカー界の“低レベル化”を糾弾

2025年4月26日(土)5時40分 ココカラネクスト

韓国代表で10番を背負い、異彩を放ったイ・チョンス氏。(C)Getty Images

 日韓両サッカー界の違いを熟知する名手の指摘は何とも辛辣だ。

 現地時間4月22日に元韓国代表FWのイ・チョンス氏は、自身のYouTubeチャンネルを更新。「韓国サッカーが日本に後れを取っている本当の理由」と題した動画内で、日韓両代表の差について「日本は今の成績を出すために10年間も準備してきた」とキッパリと論じた。

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 A代表も含めて昨今の韓国代表は停滞感が否めない。ワールドカップでは、過去3大会中決勝トーナメント進出を果たしたのは一度だけ。目下開催中の北中米ワールドカップ予選でも直近3試合連続ドローと苦戦を強いられ、“世界最速”突破を決めた森保ジャパンとは対照的な戦いが国内外でフューチャーされている。

 ソン・フンミンやイ・ガンイン、キム・ミンジェなど国際的なタレントがいないわけではない。それでも「結果」だけが出ない。そうした母国代表の現状を「世界中が日本のサッカースタイルを知っているのに、韓国については知らない」と嘆くイ・チョンス氏は、「韓国サッカー界はこれまで多くの過ちを犯してきた」と強調する。

 現役時代に大宮アルディージャでプレーし、日本サッカー界の内情も知るイ・チョンス氏。自身の経験も含めて韓国サッカー界のレジェンドは、こう続けている。

「韓国サッカー界はプライドを捨てて、日本から学ぶべきだ。今の世代の失策が下の世代に引き継がれていくんだ。今からでも何をすべきかを真剣に考えなければならない」

 韓国サッカー界の姿勢を憂いたイ・チョンス氏は、国際的な声価を高める日本サッカー界の現状を踏まえて、持論を続ける。

「日本のサッカーに派手さはないが、彼らはパスとゲームコントロールは優れている。それは若いうちから、その技術にフォーカスして選手を鍛えているからだと思う。あまり走らずに勝つには、それが唯一の方法だ。韓国はどうしても基礎が不足しているから、個人に頼った『走るサッカー』をせざるを得ない。結局、重要なのは基礎だ」

 さらに「気づくことができる環境が必要だ。誰かが先走るような行動をできないようにする仕組みがなければならないが、韓国にはそれが不足している」と説いたイ・チョンス氏。日本サッカー界に羨望の眼差しを向けるレジェンドの“叫び”は、悪戦苦闘を続ける韓国サッカー界でどう響くだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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