ベネヴェント、急逝したアストーリの名前と背番号入りユニ着用へ

2018年3月7日(水)11時22分 サッカーキング

アストーリの追悼準備をするベネヴェントのホームスタジアム [写真]=Getty Images

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 セリエAはフィオレンティーナの主将を務めていたイタリア代表DFダヴィデ・アストーリの急逝で、悲しみに包まれている。フィオレンティーナの次の対戦相手であるベネヴェントは、アルテミオ・フランキ(フィオレンティーナの本拠地)で行われるその一戦で、同選手への哀悼の意を込めたユニフォームを着用することを発表した。6日付のイタリア紙『コリエッレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 4日、27節のウディネーゼ戦を控え滞在していたホテルで31歳の若さで急逝したアストーリ。セリエAは突然の訃報を受けて、この日に予定されていた同節の7試合全ての延期を決定した。

 選手を始めチームの精神的ダメージが心配されるフィオレンティーナだが、次節28節はスケジュール通りに開催される見込み。11日にホームでベネヴェントとの対戦が予定されている。

 異例の一戦に臨むベネヴェントは、アストーリへ哀悼の意を込めてその試合で着用する特別なユニフォームをツイッター公式アカウント上で公表。両クラブのエンブレムが施された左袖には、アストーリの名前と背番号を記したツイッターのハッシュタグ 「#ciao Davide 13」が描かれている。

 ベネヴェントは、現役時代には同クラブの主将を務めたカルメロ・インブリアーニ氏が、監督就任後に悪性リンパ腫を発症。およそ1年半の闘病の末、2013年に37歳で逝去しており、仲間を失う辛さを知っていることがこの行動へと導いたようだ。

 ベネヴェントのその精神は、サポーターにも共通しているという。4日にアストーリ急逝の一報が流れるとすぐに、同クラブのサポーターたちは当日予定されていた全試合の中止を求める横断幕を、ヴェローナ戦を控えていたホームスタジアムに設置。11日のフィオレンティーナ戦には大勢のサポーターが訪れる模様で、現在はアストーリの追悼を行うための準備を進めているという。

サッカーキング

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