「あんぱん」嵩、間に合わず...寛先生急逝「あさイチ」メンバーも衝撃「引きずるね」「電報もそっちかなと」

2025年5月26日(月)8時22分 スポーツニッポン

 女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は26日、第41話が放送され、朝ドラ初出演となった俳優の竹野内豊(54)が好演し、柳井嵩(北村匠海)を導いてきた伯父で医師の柳井寛が急逝した。“名言製造機”と話題を集めた、今作随一の人格者が“突然の退場”。涙の視聴者が相次ぎ、インターネット上には「寛先生ロス」が広がった。

 <※以下、ネタバレ有>

 「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。

 第41話は1940年(昭和15年)1月、朝田のぶ(今田美桜)の祝言の話が進み、朝田釜次(吉田鋼太郎)たちの胸は弾む。同じ頃、柳井嵩(北村匠海)は卒業制作を仕上げたら、のぶに会って自分の気持ちを伝えようと、作業に没頭。その折、嵩のもとに“ある電報”が届く…という展開。

 休日返上、食事も抜き気味だった柳井寛(竹野内豊)が隣村への往診の帰りに倒れる。

 辛島健太郎(高橋文哉)が息を切らして運んだ電報には「チチキトク スグカヘレ」——。嵩は「まだ…帰れません。これを仕上げないと、伯父さんに顔向けできないから」。のぶらしき女性もいる銀座を描いた“最高傑作”を徹夜で完成。座間晴斗(山寺宏一)に修了を認められ、高知に急行した。

 嵩が襖を開けると、寛は既に旅立っていた。

 柳井千尋(中沢元紀)「遅いわや…。何やりよったがな。遅いわや!もっと早うもんて(帰って)これんかったがか」

 嵩は縁側で放心。「伯父さん、ごめんなさい。怒ってるだろうな。なんでもっと早く汽車に乗れなかったんだって。ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい」。柳井千代子(戸田菜穂)は「寛さんは、怒ってなんかいませんきね。寛さん、亡くなる前にね、嵩さんのこと、話しよりました」と寛の“遺言”を伝えた。

 千代子「気がつかれましたか。嵩さん、きっともうすぐもんてきてくれますき」

 寛「嵩、今頃卒業制作、必死に頑張りゆうがやろ。わしが邪魔してどうするがな。最後まで描き上げんと、半端でもんてきたりしよったら…(左腕を布団から出し)半端でもんてきたりしよったら、(拳を握り締め)殴っちゃる。(千代子が手を取り)嵩が決めた道や…嵩の生きる道や…投げ出すがは許さん…。嵩も、千尋も…投げ出すがは許さん」

 千尋も涙。千代子は「寛さんと嵩さんは、やっぱり心が通じ合うちょったがやね」。嵩は号泣した。

 寛役のモデルとなった、やなせ氏の伯父・柳瀬寛さんも実際に急逝。史実ベースの展開となった。

 同局「あさイチ」(月〜金曜前8・15)の“朝ドラ受け”。MC3人も衝撃を受けた。

 博多大吉「予想していなかったね、全くね」

 博多華丸「予想して見るもんじゃないけどね」

 鈴木奈穂子アナウンサー「寛さんロスが月曜日から」

 大吉「今週はのぶちゃんの結婚とか、明るい週かと」

 鈴木アナ「電報もそっちかな、と」

 華丸「引きずるね」

 気持ちを切り替えるのに必死だった。

スポーツニッポン

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