鈴鹿サーキットでスーパーGTメーカーテスト開幕。雨の初日はWAKO’Sが最速もクラッシュ喫す

2018年3月8日(木)17時52分 AUTOSPORT web

 3月8日、鈴鹿サーキットを舞台にスーパーGTのメーカーテストがスタートした。開幕が近づくなか、GT500クラスは12台、GT300クラスは7台と、合計19台という多くのマシンが参加している。ただ、走行初日となった8日は雨に見舞われることとなった。


 例年、鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デーの直前に開催されるスーパーGTのメーカーテスト。今年はGT500クラスが12台、GT300クラスは7台が参加してスタートした。GT500では、レクサス勢はチャンピオンカーのKeePer TOM’S LC500をはじめ、WAKO’S 4CR LC500、WedsSport ADVAN LC500、au TOM’S LC500、ZENT CERUMO LC500、DENSO KOBELCO SARD LC500という6台全車が参加している。


 一方、ホンダ勢は5台が参加した。ARTA NSX-GT、MOTUL MUGEN NSX-GT、KEIHIN NSX-GT、RAYBRIG NSX-GTという4台に加え、開発車両の99号車が参加。99号車は午後にジェンソン・バトンがステアリングを握っているのを確認できた。なお、ホンダ勢ではMOTUL MUGEN NSX-GT、KEIHIN NSX-GT、RAYBRIG NSX-GTが新たなカラーリングを纏っている。


 ニッサン勢は、3台が直前に行われた岡山国際サーキットでのテストに参加していたこともあり、カルソニックIMPUL GT-Rの1台のみが参加している。なお、カルソニックIMPUL GT-Rもカルソニックカンセイの80周年記念のロゴを配した18年カラーで走行している。


 GT300クラスは7台が参加した。チャンピオンカーのグッドスマイル 初音ミク AMGをはじめ、平手晃平も参加している31号車TOYOTA PRIUS apr GT、Modulo KENWOOD NSX GT3、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3、SUBARU BRZ R&D SPORT、マネパ ランボルギーニ GT3、K-tunes RC F GT3という7台が参加した。

カルソニックIMPUL GT-R
MOTUL MUGEN NSX-GT
KEIHIN NSX-GT
WedsSport ADVAN LC500
au TOM’S LC500
ZENT CERUMO LC500
DENSO KOBELCO SARD LC500
ジェンソン・バトンがドライブした99号車NSX-GT


 そんな鈴鹿でのテスト初日は、8日午前9時からスタートしたが、あいにくこの日は全国的に雨模様。鈴鹿もウエットコンディションとなっており、各車ウエットタイヤを履きコースインした。ただ、午前のセッションはなぜかレクサス勢にアクシデントが相次いでしまう。


 開始20分、まずはDENSO KOBELCO SARD LC500が1コーナーでクラッシュしてしまう。さらに、10時頃にはヘアピンで大嶋和也がドライブしていたWAKO’S 4CR LC500がコースアウトし、クラッシュ。また、10時20分頃には、今度はニック・キャシディがドライブしていたKeePer TOM’S LC500がデグナーでコースアウト。さらに、開始から2時間頃には、国本雄資のWedsSport ADVAN LC500がヘアピンでコースアウトした。


 WedsSport ADVAN LC500以外はいずれもクラッシュを喫しており、特にWAKO’S 4CR LC500が大きなダメージを負ってしまうことに。そのため、WAKO’Sは13時30分からの午後の走行を走れず。DENSOは修復し、30分間短縮された午後の終了間際にコースインすることができたが、周回数はわずかとなった。なんらかのトラブルが疑われるとして、レクサス勢は調査も行っているようだ。


 ただ、この日のベストタイムはWAKO’S 4CR LC500が午前にマークしていた1分57秒273というものに。ベストはほとんどが午前のもので、KEIHIN NSX-GTが1分57秒326で2番手、RAYBRIG NSX-GTが1分57秒411で3番手となった。以下ZENT CERUMO LC500、au TOM’S LC500、KeePer TOM’S LC500、ARTA NSX-GT、カルソニックIMPUL GT-R、MOTUL MUGEN NSX-GT、ホンダ開発車、WedsSport ADVAN LC500、DENSO KOBELCO SARD LC500という順位となっている。


 GT300クラスでは、午前は31号車TOYOTA PRIUS apr GTが2分8秒448でトップタイム。マネパ ランボルギーニ GT3、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3、SUBARU BRZ R&D SPORT、グッドスマイル 初音ミク AMGと続いた。午後はK-tunes RC F GT3が2分9秒808で最速。31号車TOYOTA PRIUS apr GT、Modulo KENWOOD NSX GT3と続いた。

グッドスマイル 初音ミク AMG
Modulo KENWOOD NSX GT3
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
マネパ ランボルギーニ GT3
K-tunes RC F GT3


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