インディライツ王者のオワードがカーリンと契約。インディ500を含むインディカー13戦に出場

2019年3月8日(金)15時53分 AUTOSPORT web

 2018年のインディライツチャンピオンのパトリシオ・オワードが、カーリンとの契約を発表。インディ500を含むインディカー・シリーズ13戦に出場する。


 メキシコ出身のオワードは、アンドレッティ・オートスポートから2018年のインディライツに参戦。17戦で9勝を挙げチャンピオンを獲得した。


 インディカー最終戦にもハーディング・レーシングからスポット参戦し、予選で5番手を奪い、決勝でも9位に入り一躍注目の的となった。


 2019年は、ハーディング・スタインブレナー・レーシングから参戦する予定だったが、インディカーフル参戦が難しくなり2月の合同テスト直前にチームから離脱を発表。インディライツで得た奨学金を使い新たなシートを模索していた。


 今週末のインディカー開幕戦を目前にカーリンはオワードとの契約を発表した。オワードは、チャーリー・キンボールとシートを分け合うかたちで13戦に出場。インディ500では、フル参戦するマックス・チルトンとキンボール、オワードの3台体制で挑む。


 チーム代表のトレバー・カーリンは、「長年に渡り、たくさんの才能あるドライバーと仕事をしてきて、その多くが今もインディカー・シリーズやF1、フォーミュラEを戦っている。パトは、我々の優秀な卒業生に似た輝きを持っている」


「彼は大いなる可能性を秘めており、この機会に値する有望な人材だ。若いシボレーチームで、2019年の目標へと導いてくれることに興奮している」と期待を語る。


 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)での第2戦から出場予定となるオワード。


「2019年のNTTインディカー・シリーズのシーズンが始められることをうれしく思っているよ。トレバー・カーリンが彼のチームでドライブする機会を与えてくれたことをとても感謝しているんだ」


「チーム全体が僕を信じてくれていることがありがたいね。COTAまでの数週間であらゆる課題に取り組む準備ができていることを彼らに示し、全力を尽くしたいね」と意気込みをコメント。


「この機会にどれほど興奮しているか表現することができないんだ。ここ数週間はとてもストレスが多くて、インディカー・シリーズで新しいホームを探すのは大変だった。カーリンに辿り着けて幸せだよ」と開幕直前でのシート探しに苦労したことも語っている。


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