井上尚弥との東京ドーム決戦に米放送局も熱視線 ネリと日本の“因縁”には皮肉「悪評は満員にするのに役立つ」

2024年3月8日(金)17時20分 ココカラネクスト

井上(右)とネリ(左)の一戦は早々と大きな注目を集めている。(C)Getty Images、(C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext

 日本屈指の檜舞台での大舞台での一戦に、各国からの熱視線が注がれている。

 話題となっているのは、3月6日に正式発表に至ったボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とWBC1位のルイス・ネリ(メキシコ)によるタイトルマッチだ。

【動画】WBCが公開! 厳格さを物語る井上尚弥とネリの記者会見前計量の様子

 舞台は東京ドーム。ボクシング世界戦は、1988年と90年にヘビー級王者のマイク・タイソン(米国)が出場して以来3度目。まさに歴史的と言える一戦と言える。それだけに日本はもちろん、“本場”からも大きな注目を集めている。

 米スポーツ専門局『CBS Sports』は「モンスターが戻ってくる」と、昨年12月のマーロン・タパレス(フィリピン)戦以来となる井上の試合決定を報道。「イノウエはこの階級で絶対王者として初防衛を果たすだろう」と期待を寄せた。

 また、同局は過去2戦2勝で、WBA1位として井上への正当な挑戦権を得たネリについても、「大番狂わせを成功させる期待もある」と強調。一方で、2017年と18年に行われた山中慎介との対戦の際にドーピング違反と体重超過のトラブルを起こし、王座剥奪とともに、日本ボクシングコミッション(JBC)から日本で無期限資格停止処分が下されていた29歳の過去に触れ、「日本で波紋を呼んだことがある男だ」と論じ、「ネリに対する日本国内での悪評は、東京ドームを満員にするのに役立つだろう」と皮肉を記している。

 なお、ネリのJBCからの処分が異例の解除となった今回の対戦では、事前計量(30日前、15日前、7日前)とVADAによる抜き打ちのドーピング検査も義務付けるという厳格なチェックが両陣営に求められている。ゆえに万が一にも問題は起きないとかんがえられてはいる。

 日本との因縁も渦巻く今回の一戦で、井上はいかなるパフォーマンスを見せるのか。日本が生んだ怪物とメキシコの悪童の仕上がりに話題は尽きなそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「井上尚弥」をもっと詳しく

「井上尚弥」のニュース

「井上尚弥」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ