「まるで物語のような展開」WBCまで1年…前回大会での“夢の対決”が歴代ナンバー1の名場面と米メディアが太鼓判「オオタニはオオタニだ」

2025年3月8日(土)6時20分 ココカラネクスト

世界一に輝いたあの瞬間は、今でも鮮明に思い出せるだろう(C)Getty Images

 来年3月のワールド・ベースボール・クラシックまで1年となり、すでに予選ラウンドも終了し、出場全20チームが出揃った。第6回大会開催への期待が高まる中、米メディア『THE SPORTSRUSH』が現地時間3月6日、過去の大会における名場面を特集し、4つのシーンをランキング形式で紹介している。同メディアによる“4選”ではもちろん、大会最多3度の優勝を誇る日本代表「侍ジャパン」の活躍もピックアップされている。

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 4位に挙げられているのは、2013年大会でのドミニカ共和国の初優勝だ。当時、史上初めての全勝優勝だったと評しながら、MVPに輝いたロビンソン・カノのパフォーマンスを振り返り、「ロビンソン・カノは、このトーナメントの圧倒的MVPだった。この二塁手は打率 .469、ホームラン2本、打点6を記録した。彼は、WBC とワールド シリーズで優勝した史上4人目の選手となった」と伝えている。

 3位には、2017年大会1次ラウンドのドミニカ共和国対アメリカで飛び出したホームランをフォーカス。ドミニカ共和国のネルソン・クルーズが放った逆転3ランが選ばれた。3-5から試合をひっくり返す劇的な一発だったと強調しており、「試合はそのままドミニカ共和国が6-5で勝利した。オールスター選手によるオールスタープレー。第1ラウンドに過ぎなかったが、この試合は大会のハイライトとして広く認識されている」と評価する。

 そして上位2つには“侍”の名場面が並ぶ。2位は前回2023年大会の準決勝日本対メキシコ。大谷翔平、吉田正尚、村上宗隆といった日本の中心打者のパフォーマンスに触れながら、「メキシコとの準決勝は、まさにノンストップの名勝負だった」と同メディアはゲーム展開を絶賛。

 さらに、「ランディ・アロサレーナによる華麗なホームランキャッチ。ルイス・ウリアスとヨシダの3ラン応酬」と要所を振り返りながら、最終回の逆転劇を以下の様に回想している。

「オオタニが二塁打、ヨシダが四球でチャンスを広げる。苦しんでいたムラカミが土壇場で起死回生のサヨナラ打。日本が2009年以来となる決勝進出を果たした」

 ランキングの1位には同大会決勝ラストシーン、大谷対マイク・トラウトの対戦が選ばれている。同メディアは「夢の対決。まるで物語のような展開。世界最高の2人が、WBC決勝の9回で初めて対決した」と綴っており、フルカウントからのシチュエーションを「オオタニが放ったのは、美しいスライダー。マイク・トラウトが空振り三振。試合終了」と記述。その上で、「オオタニはオオタニだ。日本が3度目のWBC制覇。2026年が待ちきれない」と続けた。

 果たして1年後、各国スター選手によりどんな激闘が繰り広げられるのか。世界中の野球ファンもすでに、期待で胸を高鳴らせている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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