【報知杯FR】ショウナンザナドゥが重賞初Vで桜の舞台へ 最多タイ3勝目の池添謙一騎手「ようやくですね」
2025年3月8日(土)15時40分 スポーツ報知
池添謙一騎手騎乗のショウナンザナドゥが1着(左、カメラ・高橋 由二)
◆第59回報知杯フィリーズレビュー・G2(3月8日、阪神競馬場・芝1400メートル=3着馬までに桜花賞への優先出走権、良)
今年から弥生賞と同週開催となった「報知杯」の桜花賞トライアルに3歳牝馬フルゲート18頭が出走し、単勝3番人気のショウナンザナドゥ(栗東・松下武士厩舎、父キズナ)が、直線で外から鋭く伸びてデビュー6戦目で重賞初勝利を飾った。池添謙一騎手は2008年マイネレーツェル、22年サブライムアンセムに続くVで武豊騎手、安藤勝己元騎手と並ぶ最多タイの3勝目となった。勝ち時計は1分20秒7。
同馬は16年にファンタジーSを制したミスエルテ、24年にフラワーCを制したミアネーロの半妹。昨年6月に2戦目で初勝利を飾り、アルテミスSで3着、阪神JFは4着。今年初戦のクイーンCでは9着だったが、初めての1400メートルで巻き返した。
14番人気のチェルビアット(北村友一騎手)が2着。7番人気のボンヌソワレ(川田将雅騎手)が3着。3連単は54万3240円の高配当となった。なお、上位3頭が桜花賞・G1(4月13日・阪神競馬場、芝1600メートル)への優先出走権を獲得した。
池添謙一騎手(ショウナンザナドゥ=1着)「(重賞初制覇)ようやくですね。走りのフォーム、身のこなしは、自分が今まで乗せてもらった一線級の一流馬に通じるものがあって、すごく楽しみにしていましたが、なかなか重賞戦線で結果を出すことができなかった。今日しっかり勝ち切ることができて良かったです。厩舎サイドが体を増やすことを心がけて調整してくれた。プラス10キロで臨めたのは大きかった。道中の雰囲気は良かったですし、いい走りしているなと感じていた。直線を向いて、いい反応してくれたので、まとめていけるんじゃないかなと思いました。今日まず重賞を取ることができてホッとしていますし、本当に期待している馬。欲を言えばもっと体が増えて欲しいですし、もっと増えてくれれば、G1を目指していけるんじゃないかなと思っています。(桜花賞へは)間隔がないので、体を戻してもらって、またプラス体重で出られればやれてもいいと思います」