30日開催「3150×LUSHBOMU」追加カード 但馬ミツロの再起2戦目戦&“亀田正毅”デビュー戦
2025年3月8日(土)20時26分 スポーツニッポン
ボクシングイベント「3150×LUSHBOMU」の会見が8日、大阪市内のジムで行われ、30日に愛知県国際展示場で開催する「3150×LUSHBOMU vol.5」の追加カードが発表された。
ヘビー級6回戦では東洋太平洋同級8位・但馬ミツロ(亀田)がギジェルモ・カサス(メキシコ)と対戦する。メキシカンとはプロ初対戦となる但馬は「日本の重量級にも強い選手が居ることがメキシコに伝わるような、インパクトのある試合をしたい」と気合十分に話した。
但馬は22年4月のデビュー戦から10連勝を飾るも、昨年3月にブリッジャー級に相当する224ポンド(101・6キロ)契約8回戦でWBC世界ブリッジャー級29位のアレクサンドル・ジュル(ルーマニア)にダウンを奪われるなど、判定0—3で敗れプロ初黒星。今回が再起2戦目となる。
同席したプロモーターの亀田興毅氏は但馬の次戦に向け、アマチュア時代にクルーザー級で世界選手権に出場したメキシコ人選手を招へいしていたことを明かし「サウル・“カネロ”・アルバレスやドミトリー・ビボルのスパーリング相手を務めるくらいの選手。スピード、テクニックでミツロの方が上回っていた。ミツロはやはり良い素材であることを今回、再認識できた」と称賛。今夏にブリッジャー級に再挑戦する意向の但馬は「チャンスがあれば、まず地域タイトルにも絡んでいければ。もちろん、日本でヘビー級の強い選手が出てくるのであれば、その選手とも戦いたい」と意欲を示した。
また同興行の60キロ契約6回戦で、亀田正毅(TMK)がデビュー戦でイエシボラチ・ナスイウラ(中国)と対戦することも発表された。亀田正毅の本名はジョン・ポール・マサンバ。南アフリカ出身で、世界選手権にも出場経験のあるアマエリート。IBF世界フェザー級1位の亀田和毅(TMK)のスパーリングパートナーを務めた縁で、リングネームを“亀田正毅”とし、プロデビューすることが決まった。