プロコーチの南秀樹氏が開発に参加 “打感”も“振り感”も換えられるパターはコスパ最高!?

2024年3月9日(土)17時27分 ALBA Net

パッティングコーチの顔も持つ南秀樹氏が、インサートが付け替えられるパターを考案した理由とは?(撮影:ALBA)

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ジャパンゴルフフェアがあすの10日(日)までパシフィコ横浜で開催。昨日、今日と多くのゴルフファンで賑わっているが、その中で見つけた面白ギアを紹介したい。


キャスコが展開する『バティックゴルフ』のブースでは、木村彩子らを指導するツアープロコーチの南秀樹氏が登場。来場したアマチュアゴルファーにパターフィッティングとレッスンを行った。実は南氏、『バティックゴルフ』のパター開発に関わっている。このパターには3種類の硬さが異なるフェースと、3種類のウェイトを用意されており、カスタマイズすることができるのだ。
 
「ツアープロたちは好みのヘッドに好みのフェースインサートを組み合わせて使用しています。アマチュアの人はその事実を知らない」という。オデッセイなどのメーカーでは、ツアープロたちの要望に合わせて、市販品にはないヘッド、インサート、ネックを組み合わせて渡している。結果として、市販品とプロトタイプでは打感やフィーリングがまったく違うこともある。
 
「パッティングではタッチ、距離感が一番大事。ラインを決める前にタッチを決めないとカップには絶対入りませんから。だから、1つのヘッド形状で3つのタッチが出せるパターがあったらいいなという発想でキャスコさんに作ってもらいました」
 
通常の硬さである緑色のジュラルミンフェース、打感が硬く重い銀色のステンレスフェース、打感がやわらかめで軽い黒い樹脂インサートの3つが揃っており、自在に取り換え可能だ。



「緑色のフェースが一番こだわりました。球がひっついて打感を感じるけど、手応えがある感じです。銀色のステンレスフェースは、当たりが硬い。振り幅が小さくて球を飛ばしたい人に合いますし、黒色の樹脂インサートは振り幅が大きめでコロがしたい人に合います」
 
チューンナップできるのはフェースインサートだけではない。5g、10g、15gの3つのウェイトをそれぞれ2つずつ用意。ソールの左右に装着できるため、重心距離の長さやヘッド重量を調整できる。
 
「パットでは球がつかまらないと絶対ダメ。右に押し出す傾向のある人はヒール側を重い設定にしてほしいです。また、ヘッド重量が合っていない可能性もあります。バックスイングでヘッド重量を感じない人は重めの設定に、重すぎると感じる人は軽めに設定にできるんです」(南氏)
 
ヘッドはブレード型とマレット型、そしてセンターネックとスラントネックの4タイプが用意されている。販売価格は99,000円とかなり高額となるが、「1本3万円と考えてほしいです。それくらい開発のコストと手間がかかっています(笑)」。フェースインサートは3種類、ウェイトの組み合わせは9種類で、27個のヘッドセットを買ったと思えば、決して高くはないだろう。自分のパッティングにジャストフィットさせたら、ツアープロみたいにバンバン入るかも。

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