ハミルトン、3年目のバウンシング問題に意気消沈「何をやっても取り除けない」メルセデス/F1第2戦予選

2024年3月9日(土)16時25分 AUTOSPORT web

 2024年F1サウジアラビアGPの予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは8番手、ジョージ・ラッセルは7番手だった。


■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
FP3 9番手(1分29秒268:ソフトタイヤ/19周)
予選 8番手(Q1=11番手1分28秒994:ソフトタイヤ/Q2=10番手1分28秒606:ソフトタイヤ/Q3=8番手1分28秒460:ソフトタイヤ)

2024年F1第2戦サウジアラビアGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)


 今日はとても難しい一日だった。FP3での方がはるかに満足できていて、マシンのフィーリングも木曜日よりもずっと良かった。確かな進歩があり、マシンにより自信が持って走れていた。


 でも残念ながら、予選では昨日と同じような感じになってしまい、マシンに求めていた安定感がなかった。苦戦していて、特に高速のセクター1で後れを取っていた。


 僕たちの場合、通常、予選ペースより決勝ペースの方が優れている。直線でも速かったので、それが助けになればと思う。難しいだろうけど、明日はポジションを上げるために全力を尽くすつもりだ。それができれば最高だよね。


(予選後に『Sky Sports』に対して語り)今季型は良くなった要素がたくさんあるけれど、バウンシングに邪魔されている。ここ数年と同じだ。昨夜、マシンに変更を施して、FP3では感触がかなり良くなって、(マシンへの)自信を取り戻しつつあったが、予選になってそれが消えてしまった。


 あらゆるセットアップ変更をしたけれど、取り除くことができない。バーレーンでもバウンシングはあったが、ここほど激しくはなかった。


 マシンのリヤがアップダウンすると、バランスが前寄りになったり後ろ寄りになったり移動する。それが160〜170mphで起こり、毎回修正しなければならない。


 この問題を解決する必要がある。3年連続で悩まされているのだから、克服しなければ。地道に努力していくよ。問題がどこから来ているのかについて、感じていることがあるから、チームと一緒に解決を図りたい。

2024年F1第2戦サウジアラビアGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)


■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
FP3 4番手(1分28秒964:ソフトタイヤ/17周)
予選 7番手(Q1=6番手1分28秒749:ソフトタイヤ/Q2=5番手1分28秒448:ソフトタイヤ/Q3=7番手1分28秒316:ソフトタイヤ)


 残念ながら最後のニュータイヤでのラップを完璧に走り切ることができなかった。ミスをしたのは僕の責任だし、それが全てだ。だから僕の最速タイムはユーズドタイヤで出したものだった。そのタイムも悪くなかったけれど、もし最後のアタックをうまく走り切れていたら、4番手かそのさらに上を争えただろうと思う。


 全体がとても僅差なので、先週見たように、すべてをうまくまとめなければいくつもポジションを落とすことになってしまう。


 僕たちはまだこのマシンについて学んでいる途中だ。バーレーンのプラクティスでは1番手と2番手だったし、昨日も2番手だった。今日になって僕たちは後退してしまったけど、ポテンシャルはあるんだ。長いシーズンだから自分たちが持っているプラットフォームをもっと理解し、より一貫した結果を出したい。


 明日のレースペースには自信を持っている。直線では速そうだし、それはボーナスになるよ。ここでは他のマシンに追従することが難しい。タイヤの性能劣化のレベルを考えると、シンプルなワンストップ戦略になりそうだ。良いスタートを切り、そこから何ができるかを見極める必要がある。

2024年F1第2戦サウジアラビアGP ファンイベントでのジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトン(メルセデス)


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