【阪神】藤川タイガース初の伝統の一戦は完敗…シーズンさながら4万1839人のファンが甲子園に来場
2025年3月9日(日)16時4分 スポーツ報知
3回途中8失点と打ち込まれた西勇(カメラ・朝田 秀司)
◆オープン戦 阪神2—8巨人(9日・甲子園)
阪神が今季初の伝統の一戦で完敗した。シーズンさながら4万1839人のファンが来場する中で、藤川球児監督にとって初の巨人戦は苦しい展開となった。
先発の西勇が3回途中11安打8失点(自責点7)で降板。新球フォークを試投するなど収穫もあった一方、他の球種には多くの課題が残った。3番手で4回から中継ぎ登板した才木は4イニングを投げ、1安打無失点5奪三振と上々の内容。新外国人のネルソンも8回の1イニングを無安打2奪三振と結果を出した。
12球団トップのチーム打率3割5分7厘と好調な攻撃陣は、復活を目指す相手先発・田中将の前に、3イニングで2安打1得点と小休止。近本、中野、佐藤輝、森下、大山、前川と開幕を想定したオーダーだったが、巨人の投手陣を打ち崩すまではいかなかった。また、7回裏の攻撃前にジェット風船の実証実験を実施。2019年以来6年ぶりに聖地が黄色で彩られ、直後に大山と前川の連続長短打などで1点を返した。