阪神の「神ドラフト」がひそかに話題 佐藤、中野、MVP右腕に加え、また新たな逸材が…「こんな奇跡あるんだ」
2025年3月8日(土)12時43分 ココカラネクスト

高寺はプロ5年目シーズン、ブレイクが期待されている(C)産経新聞社
藤川阪神で若虎の勢いが注目されている。
まずプロ4年目シーズンで着々と成長を見せているのが虎の若きロマン砲、前川右京だ。
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左の大砲候補は7日のDeNA戦でもエース左腕の東克樹から初回に先制2ランを放つなど、これでオープン戦4試合を消化し、早くも3発、打率5割をマークと勢いが止まらない。
そして新たなスター候補として注目されているのが、プロ5年目シーズンを迎える高寺望夢だ。
昨年はウエスタン・リーグでリーグトップの124安打をマークと打撃センスの非凡さはかねてから認められていた。内野手登録ながら、今春のキャンプでは指揮官指令で内外野にチャレンジ。ここまでオープン戦4試合を消化し、15打数6安打の打率4割、打点5とアピールを続けている。持ち味の打撃を生かして、どうチームに組み入れていくか、藤川球児監督の起用法にも注目が高まっている。
また高寺を含む、2020年のドラフトは例年になく豊作で、ファンの間でも「神ドラフト」として、ひそかに注目を集めている。
2020年度のドラフト指名は以下の通り
1位
佐藤輝明・内野手・近畿大
2位
伊藤将司・投手・JR東日本
3位
佐藤蓮・投手・上武大
4位
栄枝裕貴・捕手・立命館大
5位
村上頌樹・投手・東洋大
6位
中野拓夢・内野手・三菱自動車岡崎
7位
高寺望夢・内野手・上田西高
8位
石井大智・投手・四国IL高知
育成1位
岩田将貴・投手・九州産業大学
まさにきら星のごとくといった表現がぴったり当てはまる、2023年度の日本一を支えた選手が投手、野手とも揃っている。いかにスカウト陣の見る目が鋭かったか、分かる布陣となっている。
ブレイク待たれる高寺もオープン戦で開幕1軍を目指し、快進撃を続けている。ファンの間でも神ドラフトの結果には「こんな奇跡あるんだね」と改めて、再評価の対象ともなっている。
いずれにせよ、23年以来の日本一にむけ、プロ5年目シーズンとなる背番号67がどんな役割を担っていくのか。また楽しみな選手が1人増えたといえそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]