【阪神】バッテリーミスで今季初のサヨナラ負け…3連敗で首位陥落 中継ぎ登板のビーズリーはベンチで悔しさ爆発
2025年5月1日(木)5時0分 スポーツ報知
延長11回、ピンチを招き坂本誠志郎と話すジェレミー・ビーズリー (カメラ・豊田 秀一)
◆JERAセ・リーグ 中日5×—4阪神=延長11回=(30日・バンテリンドーム)
いつも温厚な阪神・ビーズリーが自身への怒りを抑えられず、帽子をベンチのいすにたたきつけた後に壁を殴るなど大きく荒れた。体調不良で出場選手登録を抹消された石井に代わり、リリーフで1軍に昇格して延長11回に今季初の中継ぎ登板。1死二塁から木下への初球の直球がサインミスで、坂本がはじいた(記録は捕逸)。一、三塁と傷口は広がり、代打・カリステにサヨナラの中犠飛を許した。
試合後、目を真っ赤に充血させながら「意思の疎通ができていなかった。坂本さんはしっかり言ってくれていたんですけど、僕が理解できなかった」と、サインミスの一球を振り返った。坂本も「見たままです」と、厳しい表情。藤川監督は「しっかりやらないといけない」と前日4月29日と同じく、バッテリーに反省を促した。
4月最後に今季初のサヨナラ負けで同ワーストタイの3連敗を喫し、首位から陥落。石井不在で苦しい状況は続くが、指揮官は「本当にギリギリの勝負が多い。我慢強く、攻めていく姿勢をまた明日(1日)から選手たちに求めたい」と、メッセージを送った。 (中野 雄太)