【阪神】佐藤輝明が両リーグ最速10号…左打者では球団初

2025年5月2日(金)5時0分 スポーツ報知

左翼に上がった打球の行方を見つめる佐藤輝(カメラ・豊田 秀一)

◆JERAセ・リーグ 中日3—2阪神(1日・バンテリンドーム)

 広いバンテリンDをものともしなかった。1—2の5回2死。阪神・佐藤輝は、外角直球をバットに乗せた。打球は虎党が待つ左翼席ギリギリに着弾。両リーグ最速の10号ソロだ。球団では06年・浜中以来5人目で7度目。左打者に限れば、バースや掛布も成し得なかった球団史上初の快挙に「いいスイングができた」と素直に喜んだ。

 節目の一発でも進化を証明した。左腕・三浦の外角球に対応。「コースに逆らわず、自分のスイングで振り抜くことができた」。昨年の秋季キャンプ以降から重点を置いてきたのが、まさに主砲の言うコースに応じた打撃だ。昨季は16本塁打のうち7割近くが右翼方向だったが、今季は10本塁打中7本が中堅から左翼。その成果を発揮している。

 チームは今季初の4連敗。3年ぶりに中日に同一カード3連敗を喫した。左投手が先発時は4勝8敗とまたも苦手を払拭(ふっしょく)できなかった。2日からは甲子園に戻りヤクルト3連戦。藤川監督は「来たなという感じ。やっていきますよ」と前を向いた。佐藤輝は「まだまだ先は長いので、頑張ります」とキッパリ。次こそ、勝利につながるアーチをかける。(直川 響)

スポーツ報知

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