ドジャース山本由伸、6回1安打6Kで4勝目権利手にして降板…月間最優秀投手が圧巻パフォーマンス
2025年5月3日(土)9時57分 スポーツ報知
◆米大リーグ ブレーブス—ドジャース(2日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)
ドジャース・山本由伸投手(26)が2日(日本時間3日)、敵地のブレーブス戦で2試合ぶりの4勝目へ向けて先発し、6回1安打無失点で4勝目の権利を得て降板した。
初回は6球で2死を奪った後、3番オズナには11球投げさせられ四球を与えたが、続くオルソンを遊直に打ち取り、無失点で立ち上がった。
2回は先頭のマーフィーにピッチャー返しを打たれたが好捕し、その後2者凡退。3回は1死から2者連続三振を奪った。3回まで打者10人と対戦し4奪三振で、無安打投球を続けた。
打線は4回に1点を先取。援護点をもらうと、その裏、オズナに1死から2打席連続四球を与えたものの2者連続奪三振。5回も3者凡退とした。6回2死でライリーに初安打となる二塁打を打たれたが、続くオズナを三ゴロに打ち取った。
MLBは同日、3、4月の各賞を発表。月間最優秀投手賞に山本が初選出された。カブスとの日本での開幕戦で開幕投手を務めた山本は、この日まで6試合に登板し、3勝2敗、防御率はメジャートップの1・06。43奪三振をマークした。日本人投手の月間MVPは1995年6月と1996年9月の野茂英雄(ドジャース)、1998年5月と1999年7月の伊良部秀輝(ヤンキース)、2014年5月の田中将大(ヤンキース)、ダルビッシュ有がカブス時代の2020年7、8月とパドレス移籍後の2022年9月に次いで5人、8度目となる。
ロバーツ監督は「(昨季との違いは)自信ですね。山本は日本時代の彼に戻ったと思っています。それに、今の方がよりいい投手だと思う。率直に言って、彼は他の誰よりもいいパフォーマンスをしてきましたから、正しい判断だったと思う。今季中にもう1回、2回と取っても不思議ではありません」と評価した。