オリオールズ菅野智之、6回4安打2失点4Kで3度目クオリティースタートも援護なく4勝目ならず
2025年5月4日(日)11時3分 スポーツ報知
◆米大リーグ オリオールズ—ロイヤルズ(3日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)
オリオールズの菅野智之投手は3日(日本時間4日)、本拠地で今季7戦目となるロイヤルズ戦に先発し、6回4安打2失点でクオリティースタートを達成したが、4勝目はならなかった。
菅野は初回1死で若きスターのウィットと対戦。外角にカットボールを集めて2ストライクと追い込むと、カウント1—2からボールになるスイーパーを振らせて三振を奪った。続くパスクアンティノを三邪飛に打ち取り、3者凡退で立ち上がった。
オ軍も無得点で初回を終えたところで、シートが広げられて中断した。ほどなく雷をともなった強い雨が降り出した。57分の中断を挟んで、試合は再開。続投の菅野は2回、先頭のガルシアに左前打を許したが、続くマッシーをスプリットで二併打に打ち取った。続くレンフローも左飛とし、再開直後のイニングも0点に抑えた。
4回、先頭のインディアにエンタイトル二塁打を打たれると、2死からガルシアに中前へ適時打を許し、先取点を奪われた。5回には1死からビジオに1号ソロを被弾し、2失点目。6回は2四球を出したが無失点とし、6回2失点で2試合ぶり3度目のクオリティースタートを達成。0−2でこの回限りで降板し、4勝目はならなかった。6回4安打2失点2四球4奪三振1本塁打で、打率は3・00となった。
4月5日(同6日)に敵地で対戦し、5回1/3を投げ、5安打1失点で、記念すべきメジャー初勝利を上げた相手と約1か月ぶりの再戦。敵軍のクアトラーロ監督は試合前、菅野について「スプリットとスイーパーを始め、どの球種もうまく操り、まっすぐも、必要とあれば、球速94、95マイルと上げられる。だが、何より重要なのは、いかなるカウントからでも、どの球種も投げられることだ。我々は、改めてストライクゾーンの見極めを改良しないといけない。低目にゾーンを設定し、真ん中から上に浮いてきた球をしっかり仕留める必要がある」と、攻略のポイントを上げた。
菅野は、今季ここまで6試合に登板し、3勝1敗、防御率3・00。3月30日のブルージェイズ戦で黒星を喫して以来、3連勝中だ。この日は、全米ネット局の「FOX」が中継する。