オリオールズ 菅野智之 次回登板は4日のロイヤルズ戦 その投球術は「失われた芸術」 4勝目狙う
2025年5月1日(木)13時48分 スポーツニッポン
オリオールズ・菅野智之投手の次回登板が、3日午後7時15分(日本時間4日午前8時15分)開始のロイヤルズ戦に決まった。
球団が4月30日(同5月1日)に発表した。中4日で本拠地のマウンドに上がる。
35歳のオールドルーキーは、今季ここまで6試合に登板して3勝1敗、防御率3・00。
前回登板の4月28日の強豪ヤンキース戦は5回5安打無失点、メジャー自己最多の8三振を奪う好投だった。
大リーグはいまや投打ともパワー全盛の時代。投手は直球のスピードを追い求め、打者は常にフルスイングで本塁打を狙う。
派手さはある一方で、単調な試合運びに「ナショナル・パスタイム(国民的娯楽)」と言われたかつての時代の郷愁は失われつつある。
そんな中で菅野の登場。緩急と抜群の制球力で打者を牛耳る。そこには相手との駆け引きという勝負の妙がある。
そんな菅野の投球術を、ブランドン・ハイド監督が「現代野球では“失われた芸術”のようになっている。だから新鮮に感じられる」と評したのも、まさにうなずける。