阪神・大竹 「もったいなかった」重盗しかけられ3点目献上 今季初登板で初黒星「次、勝てるように」
2025年5月2日(金)5時15分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神2-3中日(2025年5月1日 バンテリンD)
チーム27試合目でようやく迎えた今季初登板。阪神の先発・大竹は、5回6安打3失点で敗戦投手になり、唇をかんだ。
「3点目というのはもったいなかった。良くなかったところは良くなかったところで反省しながら、良かったところはちゃんと認めながら。落ち込んでいる暇もないので、しっかり次、勝てるようにやっていくしかない」
最初からアクセル全開で臨んだ。初回はテンポ良く3者凡退で立ち上がり、3回までは走者を背負いながらも無失点で踏ん張った。しかし、1点優勢の4回に連打を浴び、無死一、二塁のピンチを招くと高橋周、細川に連続タイムリーを浴びて逆転された。2—2で迎えた5回には2死一、三塁とされ、一塁走者・上林が二盗を仕掛けて挟まれる間に三塁走者・岡林が生還。再び勝ち越され、この回限りで降板した。
今春のキャンプ途中で下肢の張りを訴え、2軍で調整を重ねていた左腕。90キロ台のスローボールも駆使して緩急を使った投球を展開し、随所に持ち味が光った。藤川監督は「(今季)初登板ですからね。次回以降に向けて、立ち上がりもボールの精度も良かったと思いますから。このままやっていくというところでしょうね」とねぎらった。(山手 あかり)