キム・ヘソン メジャー初昇格に「とても驚いた。ワクワク」マイナーでは打撃改造「今は凄く自信ある」
2025年5月4日(日)7時15分 スポーツニッポン
ドジャース・金慧成(キム・ヘソン)内野手(26)が3日(日本時間4日)にメジャー昇格を果たした。ブレーブス戦の行われるアトランタに到着し、1軍に合流した。
試合前に取材に応じたキムは、メジャー初昇格に「とても驚きました。昨晩の試合後、3Aの監督から知らされました。本当にうれしくて、ワクワクする気持ちでここに来ました」と笑顔で話した。母には電話で報告したことも明かした。
自信はどのくらいついたかと問われると「今はとても落ち着いていて、自信もあります。特別に何かが違うというわけではありませんが、スイングの改良には一生懸命取り組んできましたし、その点では今は凄く自信があります」と語った。
マイナーでは課題の打撃について見直してきたとし「まだまだ改善すべき点はたくさんあります。ただ、ここに来た初日と比べると確実に良くなっていて、以前の自分よりもずっといい状態です。正直、どこが一番変わったかと言われると難しいですが、メカニクス全体を見直しました。特に下半身の使い方など、細かい部分まで多くの点を修正しました」と説明した。
米挑戦1年目はマイナースタートとなったが「フラストレーションは特になかったです。やるべきこと、取り組むべき課題がたくさんあったので、とにかく努力してしっかり準備しようという気持ちでした」と語った。
キムはオープン戦で15試合に出場したが、29打席で11三振。二遊間に中堅とさまざまなポジションをこなせることはアピールしたが、打撃面でアピールできず、開幕はドジャース傘下3Aオクラホマシティ・コメッツで迎えた。それでも4月には2打席連発アーチを放つなど、存在感を見せていた。
“韓国の至宝”とも言われる金は今オフに3年総額1250万ドル(約18億5000万円)でドジャースに入団した有望株。ポスティングシステムによる交渉では、大谷翔平投手も同席したことでも話題となった。
◇金慧成(キム・ヘソン)1999年1月27日生まれ、韓国・京畿道高陽市出身の25歳。東山高から17年ドラフト1巡目でネクセン(現キウム)に入団。21年に46盗塁でタイトル獲得。同年の東京五輪、23年WBCなどに韓国代表として出場した。21年に遊撃、22年からは二塁で、4年連続でゴールデングラブ賞を受賞。韓国プロ野球通算成績は953試合で打率.304、37本塁打、386打点、211盗塁。1メートル79、78キロ。右投げ左打ち。