メジャー初昇格のキム・ヘソン「とてもうれしく、興奮した気持ち」…指揮官は今後のスタメン出場を示唆
2025年5月4日(日)8時8分 スポーツ報知
日米メディアの取材に応じたキム・ヘソン(カメラ・中村 晃大)
◆米大リーグ ブレーブス—ドジャース(3日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)
ドジャースの金慧成(キム・ヘソン)内野手(26)が3日(日本時間4日)、メジャー初昇格を果たし、敵地・ブレーブス戦でチームに合流した。スタメンには入らなかったが、韓国期待の逸材は報道陣の取材に応じ、「とても驚きました。昨晩の試合後、トリプルAの監督に上に行くと伝えられた。とてもうれしく、興奮した気持ちでここに来た。本当に楽しみだ」と爽やかな笑みを浮かべた。
23年WBC韓国代表のキムは二塁のレギュラー候補として3年総額1250万ドル(約20億円=契約発表時のレート)でド軍入りしたが、オープン戦で結果が残せず、開幕前にマイナー降格。それでも、3Aオクラホマではスイング改良など打撃を見直し、28試合で打率2割5分2厘、5本塁打、19打点、13盗塁とアピールに成功。「それほど大きな違いがあるわけではないが、スイングの変更に取り組んできたので今はとても自信を持っている」と、納得のメジャー初昇格を勝ち取った。
この日、報道陣の取材に応じたロバーツ監督は「率直に言って、これはメジャーの投手と対戦する良い機会となる。メジャーでの経験を積み、アメリカでのデビューを果たすことになるので、我々も皆、彼のことを楽しみにしている」と期待を込めた。
“韓国の至宝”は昨季まで8年間で通算打率3割4厘、211盗塁、ゴールデン・グラブ賞4度(遊撃1度、二塁3度)をマークしている。チームでは二塁、中堅など複数ポジションをこなし、まずは右足首の炎症のため負傷者リスト入りしたエドマンの“代役”としてメジャーの舞台でも居場所をつかみたい。指揮官は、現状はベンチ要員としての起用方針を示したが、「(キムを)さまざまな場面での起用になるだろう。今後の展開次第では、スタメンのチャンスもあると考えている」と話した。