安藤統男氏、首位陥落も阪神に見た光明「佐藤輝の力みのないスイング」もう一つは…

2025年5月1日(木)5時0分 スポーツ報知

6回無死満塁、佐藤輝明が左翼へ同点の適時打を放つ(捕手・木下拓哉) (カメラ・豊田 秀一)

◆JERAセ・リーグ 中日5×—4阪神(30日・バンテリンドーム)

 阪神は中日にサヨナラ負けを喫し、今季ワーストタイの3連敗で21日ぶりに首位から陥落した。試合には敗れたが、スポーツ報知評論家の安藤統男氏(86)は佐藤輝明内野手(26)の打撃の成長ぶりを称賛。またリーグトップの19盗塁を誇る機動力にも、太鼓判を押した。

 延長11回は坂本の捕逸がもったいなかったが、4月を終えて貯金3の2位。振り返れば順調な滑り出しだ。特に6回と延長10回に、力みのないスイングで左翼方向に流し打った佐藤輝の打撃は、著しい成長を感じる。

 フルスイングが持ち味のスラッガーだが、状況に応じた打撃ができれば、相手投手にとってこれほど嫌らしいことはない。打率も2割6分に乗った。パワーに確実性が加わってくれば、3番・森下もストライクゾーンで勝負してもらえる可能性が格段に上がる。

 チームとしては昨年の4月終了時点で7だったチーム盗塁数がリーグトップの19にまで増加していることも大きい。この日の6回無死一塁でも相手バッテリーが近本の足を警戒するあまり、中野にストレートの四球を出した。クリーンアップの存在感はもちろんだが、機動力野球の復活は追い風となるはずだ。(スポーツ報知評論家)

スポーツ報知

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