バレーボール 北海道イエロースターズが地区優勝へ“王手” 13連勝…ホームで東京Vにストレート勝ち
2025年3月9日(日)6時30分 スポーツ報知
得点を決め、仲間と喜ぶ北海道イエロースターズ・郡浩也(左から2人目)
◆バレーボール◇Vリーグ男子 北海道イエロースターズ3−0東京V(8日、北ガスアリーナ札幌46)
東地区首位を独走する北海道イエロースターズ(YS)が地区優勝へ“王手”をかけた。ホームで東京Vを3—0のストレートで下し、破竹の13連勝。9日の試合に勝利し、2位の埼玉が敗れると地区優勝が決まる。地区Vを手土産に、プレーオフ準決勝(30日、千葉・船橋アリーナ)へ弾みをつける。
勢いが違う。北海道YSの攻撃陣が自在に舞った。郡浩也主将(29)はスパイクやブロックと攻守で躍動し、両軍最多の19得点を挙げ、チームをリード。快勝劇に「相手ブロックにストレスがかかる場面が多かったが、何とか押し切った」と息を弾ませた。
前戦で地区2位以上が確定し、プレーオフ進出を決めたチームを見ようと本拠に今季最多1565人の観客が駆けつけた。郡は「いいプレーがあればお客さんが盛り上がるし、失点すればため息が聞こえる。この空気、一体感が好きです」と奮起する材料にした。
今季、23試合中22勝を挙げ、首位をひた走る。9日の東京V戦に勝ち、2位の埼玉が負ければリーグ戦4試合を残し、地区優勝が決まる。だが、その栄誉も通過点。浜崎勇矢HC(37)は「プレーオフは一発勝負。我々の武器のサーブの質を上げる。サーブで崩し、ブロックで仕留める形を磨きたい」と、年間王者を決めるプレーオフへ目を向けている。
目指すは昨季のV2リーグ優勝からの2季連続V。郡は「今季のチームは誰が出場してもいいクオリティーを出す。まだまだ強くなれる」と、さらなる高みを見ている。(飯塚 康博)