マンC攻撃陣を苦にせず高評価! 攻守で“仕事人”ぶり発揮の遠藤航に地元紙も垂涎「デ・ブルイネの前進を邪魔した」

2024年3月11日(月)11時23分 ココカラネクスト

デ・ブルイネとの攻防も危なげなくこなした遠藤。その働きぶりは現地でも高く評価されている。(C)Getty Images

 プレミアリーグの覇権を争う天王山で、日本代表MFが存在感を発揮した。

 現地時間3月10日に開催されたプレミアリーグ第28節で、遠藤航を擁する首位リバプールは、2位のマンチェスター・シティと本拠地アンフィールドで対戦。互いに一歩も譲らなかった首位攻防戦は1-1の引き分けに終わった。

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 23分にCKから先制を許したレッズだったが、50分にアレクシス・マカリステルのPKで同点とすると、その後は猛攻を仕掛けるが、逆転ゴールは奪えず。勝点2を失う形となり、同勝点(64)で並んだアーセナルを得失点差で下回り、2位に後退した。

 随所でハイレベルな争いが展開された一戦で出色のパフォーマンスを披露したのが、遠藤だった。コンディション不良から先発復帰した3日前のスパルタ・プラハ戦(5-1、ヨーロッパリーグのラウンド16第1レグ)に続いてフル出場を果たした31歳は、中盤での潰し役と最終ラインから前線への橋渡し役として存在感を発揮。対峙もした敵司令塔のケビン・デブルイネと繰り広げた迫力満点の攻防は、ゲームの見どころともなった。

 この試合における遠藤がいかに際立っていたかは、数字が如実に物語る。守備的な部分で言えば、タックル成功率100%(4/4)、空中戦勝率100%(2/2)、デュエル成功率も90%(6/7)とハイアベレージを記録。攻撃面でもパス成功率96%、1度の決定機創出を叩き出し、いわゆる“つなぎ役”を完璧にこなしたと分かる。

 世界トップクラスのタレントを相手に、自らに与えられたタスクをやり切り、リバプールの公式が厳選するマン・オブ・ザ・マッチにも選ばれた。そんな遠藤には地元メディアも、ただただ賛辞を贈る。

 地元紙『Liverpool Echo』は、寸評採点記事において遠藤にチーム2位タイの「7」をつけたうえで「前半は高い位置からプレスをかけようとしてデ・ブルイネを何度か失った。これは必ずしも賢明ではなかった。だが、エンドウは試合が進むにつれて、より良いタイミングを把握し、絶妙なポゼッションを保った」と上々の評価を下した。

 また、英紙『Daily Mail』も寸評採点記事においてチーム2位タイとなる「7.5」の高得点を付与。そのうえで「マンチェスター・シティが中盤で喜びを手に入れ始めたにもかかわらず、賢い動きを見せた。多くの場面でデ・ブルイネの前進を邪魔した」と日本代表MFを褒めちぎった。

 首位から陥落したとはいえ、現時点でアーセナルとの差は得失点差のみ。リバプールは今後もマンチェスター・シティを含めた三つ巴の優勝争いが続く。そのなかで、日進月歩で進化を続ける遠藤の存在はより重要度を増していきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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