ユーヴェ、アタランタとの上位対決はリード守れずドロー…ミランに抜かれ3位転落

2024年3月11日(月)6時35分 サッカーキング

ユヴェントスとアタランタの一戦は2-2ドロー決着 [写真]=Getty Images

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 セリエA第28節が10日に行われ、ユヴェントスとアタランタが対戦した。

 ここまで27試合を消化したセリエAで勝ち点「57」を獲得し、首位インテルと暫定「18」ポイント差の2位につけている2位ユヴェントス。しかし、直近5試合は1勝1分3敗と安定感を欠いた戦いが続いており、3位ミランや4位ボローニャとの勝ち点差も縮まっている。今節は連敗中の6位アタランタを本拠地に迎えての一戦。上位対決を制し、シーズン終盤戦に向けて勢いを取り戻したいところだ。

 序盤に主導権を握ったユヴェントスは12分に最初の決定機を創出。左サイドから仕掛けたフェデリコ・キエーザが左足で鋭いクロスを供給し、ゴール前のファビオ・ミレッティが頭で合わせる。ヘディングシュートは枠を捉えるも、アタランタのGKマルコ・カルネセッキが懸命にかき出し、先制ゴールとはならなかった。アタランタはその後もユヴェントスに押し込まれる時間が続くも、守備陣が集中した対応を見せ得点を与えない。

 すると35分、ボックス左手前でFKを獲得したアタランタは、キッカーのマリオ・パシャリッチが意表を突いてボックス内右のトゥーン・コープマイネルスへ横パスを送る。コープマイネルスが左足のダイレクトシュートをゴール右上隅に突き刺し、先制に成功した。1点ビハインドとなったユヴェントスは失点後さらに攻勢を強めるも、ゴールネットを揺らすことはできず。前半はこのまま0−1で終了した。

 後半開始早々の50分、1点を追うユヴェントスは敵陣バイタルエリアでマヌエル・ロカテッリからアルカディウシュ・ミリクへと繋ぎ、巧みなヒールパスを受けたキエーザがボックス内へ侵入し左足で狙うも、シュートは精度を欠いて枠を外れる。対するアタランタは55分、カウンターの流れでボールを受けたジャンルカ・スカマッカがボックス左手前から右足を一閃。強烈なシュートは枠を捉えたが、GKヴォイチェフ・シュチェスニーが左手一本で弾き出した。

 66分、敵陣左サイドで起点を作ったウェストン・マッケニーがキエーザとのパス交換でアタランタ守備陣を突破し、ボックス左角付近へ侵入。そのままスルーパスを送ると、抜け出したアンドレア・カンビアーゾが飛び出してきたGKの足元を抜くシュートを沈め、ユヴェントスが試合を振り出しに戻す。さらに4分後、サミュエル・イリング・ジュニオールが左からクロスを送り、マッケニーが胸で落としたボールをミリクがダイレクトで叩き込み、あっという間に逆転に成功した。

 しかし、ユヴェントスのリードも長くは続かない。75分、アタランタは敵陣バイタルエリアで縦パスを引き出したベラト・ジムシティがボックス内左へスルーパスを送り、抜け出したトゥーン・コープマイネルスがこの2ゴール目となるシュートを決めて同点に追い付く。最終盤にかけては再びユヴェントスが攻勢を強めたものの、勝ち越しゴールを決めることはできず。

 試合はこのまま2−2で終了し、ユヴェントスは今節エンポリに勝利したミランに勝ち点で抜かれ、3位に転落することとなった。対するアタランタはリーグ戦での連敗を「2」で止めている。次節は17日に行われ、ユヴェントスはジェノアと、アタランタはフィオレンティーナといずれもホームで対戦する。

【スコア】
ユヴェントス 2−2 アタランタ

【得点者】
0−1 35分 トゥーン・コープマイネルス(アタランタ)
1−1 66分 アンドレア・カンビアーゾ(ユヴェントス)
2−1 70分 アルカディウシュ・ミリク(ユヴェントス)
2−2 75分 トゥーン・コープマイネルス(アタランタ)

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