「若手野手の争いの中では最上位」清水隆行氏が中山礼都を称賛「ゆったりしていて『間』がいい」

2025年3月14日(金)5時10分 スポーツ報知

3回2死、中山が右翼線に二塁打を放つ(カメラ・今成 良輔)

◆オープン戦 ソフトバンク5—0巨人(13日・みずほペイペイドーム)

 中山は昨年の後半から印象が変わった。どちらかと言えば、センターから逆方向に安打を打つイメージの打者だったが、この日のように引っ張っていい打球を打てるようになっている。

 要因はフィジカルが上がってスイング軌道がよくなり、インパクトが強くなったこと。そして、構えからボールを捉えるまでの一連の動きがゆったりしていて「間」がいい。打つにせよ、見逃すにせよ、さまざまな球種、コースのボールを捉えにいける雰囲気が出てきた。5回の中飛も紙一重。キャンプでも精度の高いフリー打撃を見せていたけど、それをオープン戦でも実践できている。

 これからオープン戦最終盤になり投手のレベルが全て1軍の主力級に上がり、攻めも本番モードになった時、どう対応していくか。結果だけでなく、これまでのようにボールを捕まえにいける雰囲気を出せるかを見てみたい。

 キャンプから続いてきた若手野手の争いの中で、中山は最上位にいると言っていい。三塁には勇人(坂本)がいるけど、143試合フルイニング出場というわけにはいかないし、チャンスをもらえる位置に来た。あとはチャンスをもらった時につかめるかどうか、だ。(野球評論家・清水 隆行)

スポーツ報知

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