フライ級2団体王座統一の拳四朗 スーパーフライ級転級意欲 標的は“バム”と「井岡選手」一夜明け会見

2025年3月14日(金)13時19分 スポーツニッポン

 プロボクシングWBC&WBA世界フライ級王座統一戦(13日、両国国技館)に12回TKO勝ちした統一王者・寺地拳四朗(33=BMB)が14日、都内のホテルで一夜明け会見を行った。WBCの王座初防衛とともにユーリ阿久井政悟(29=倉敷守安)が持っていたWBAベルトを獲得。世界バンタム級王者・井上尚弥(31=大橋)に次ぐ国内2人目の2階級での統一王者となった。

 サングラス姿で登場し、12回1分31秒TKO勝ちした激闘を「ユーリ選手は強くて僕も結構必死で戦った。最後にいくとこをいけてよかった」とKOシーンを振り返りながら「練習もスパーも何度もやっている選手と正々堂々戦えていい試合ができた。本当にいい選手だと改めて思った」と笑顔を見せた。

 前日の試合後同様、今後はスーパーフライ級へ進出する方針を明かした。相手のパンチ力や耐久力も増す決断ながら「バンタムまでいけば体格差を感じるが、スーパーフライまではいけるかな。(前夜の)ダメージは激闘した割には頭痛もない」と淡々。改めてWBC世界同級王者ジェシー・“バム”・ロドリゲス(25=米国、帝拳)との対戦意欲を口にしながら「井岡(一翔)選手ともやりたい」と前WBA王者の名も挙げた。

 またライトフライ級時代の23年4月に対戦し9回TKO勝ちした、WBO王者アンソニー・オラスクアガ(26=米国、帝拳)との統一戦の可能性については「自分にメリットのある試合ではないのかなとは思う。決まればしっかり気合入れてやるが、状況次第」と再戦には否定的だった。

スポーツニッポン

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