京都での新婚生活も力に「彼も応援してくれる」 ミセス柏原明日架が自己ベストタイ『66』で急浮上

2024年3月16日(土)19時8分 ALBA Net

ミセスVへ柏原明日架がジャンプアップ(撮影:佐々木啓)

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<Vポイント×ENEOSゴルフトーナメント 2日目◇16日◇鹿児島高牧カントリークラブ(鹿児島県)◇6456ヤード・パー72>

柏原明日架が6バーディでボギーなしの「66」の猛チャージで大きく順位を上げた。46位から、首位と1打差の4位にジャンプアップ。3番パー3で15メートルをねじ込んで最初のバーディを奪うと、2つ目のバーディだった9番も15メートルがカップに吸い込まれた。


「早めに長いのが入ってくれたので、気持ちがすごく楽になった。ショットの調子は昨日とあまり変わっていないけど、パットが入るだけでこんなにスコアが違う。ゴルフっておもしろいなと思いながらやっていました」

パットの大事さを再認識した会心のラウンドは、今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」2日目に続くボギーなしラウンドとなった。ただ、前回は18ホールすべてパー。2021年「スタンレーレディス」初日以来、自身2度目の珍事だったが、「同じボギーなしでも全然気分は違いますよ。ダイキンのときは疲れました。ノーボギーだけど、ノーバーディですから」と苦笑した。

2月26日に2歳年上の一般男性との結婚を発表した。2年ほどの交際期間を経てのゴールイン。お相手の仕事の関係で京都での新婚生活だが、「結婚する前から京都で一緒に住んでいたので、生活が大きく変わったということはないですね。でも、気持ち的に楽になった。彼は私のゴルフを応援してくれるし、ゴルフに集中できる環境になりました」。休日などは古都の神社仏閣を散策。プライベートの充実は、昨年は開幕から5試合連続で予選落ちするなど春先に低空飛行が続いていたスロースターターを大きく変えた。

首位とはわずかに1打差。雨予報の最終日に向け、5年ぶりとなるツアー通算3勝目を目指す28歳は力強くうなずいた。

「もちろん優勝を狙いたい。きょうのゴルフの内容からして、勝てるんじゃないかとも思っている。天気にメンタルを左右されないようにしたい。今はポジティブな言葉しか自分の中に浮かばないです。サポートしてくれる周囲の方に成績で感謝の気持ちを伝えたい」

生涯の伴侶を得たクールビューティーの顔つきは明らかに柔和になった。ただ、勝負にこだわる強い気持ちに変わりはない。ターゲットはミセス初V。その一点に集中する。(文・臼杵孝志)


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