大谷翔平が開幕2戦目で1号「少し微妙な感じになってしまって…」 日本開幕は「いい思い出」
2025年3月19日(水)22時15分 スポーツ報知
試合後、声援に応える大谷翔平(カメラ・宮崎 亮太)
◆MLB 東京シリーズ by Guggenheim カブス3—6ドジャース(19日・東京ドーム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が19日、東京ドームで行われたカブスとの開幕2戦目に「1番・指名打者」でフル出場し、3点をリードした5回1死走者なしの3打席目に、2番手右腕・ピアソンの99・1マイル(約159・5キロ)をはじき返して、右中間席へ1号ソロを放った。開幕2戦目でのシーズン1号は自己最速タイ。8打席目での1号は18年に続いて2番目の速さで、3月に本塁打を放つのは初だ。
初回先頭の第1打席は、初顔合わせだったカブス先発左腕のJ・スティール投手(29)と対戦。初球の甘く入った直球をはじき返し、フェンス手前までの大飛球を放って場内は大きく沸いたが、あとひと伸び足りない左飛だった。2点をリードした3回1死走者なしの2打席目は2球で追い込まれ、3球目をはじき返すも力ない一ゴロに倒れた。
それでも、3点リードの5回1死で迎えた第3打席で歴史的アーチが飛び出した。2番手右腕・ピアソンの99・1マイル(約159・5キロ)直球をはじき返すと、右翼席に飛び込んだ。ボールはグラウンドに戻ったため入ったかどうかは半信半疑だった大谷だが、審判団が手を回してホームランコールをすると、ダイヤモンドを一周した。リプレー検証となったが、判定は覆らなかった。開幕2戦目での本塁打は46発を放った21年に並んで自己最速タイ。日本開催の試合で日本人選手が本塁打を放つのは04年3月31日の松井秀喜(ヤンキース)以来、21年ぶり2人目となった。
2打席連発の期待がかかった7回2死二塁の第4打席は申告敬遠となり、球場中から大ブーイングが飛ぶなど騒然とした雰囲気となった。9回の5打席目も四球だった。
大谷はヒーローインタビューで「本当に勝ててうれしいですし、何とか一本出てほっとしています。しっかり入るかなとは思ったんですけど、少し微妙な感じになってしまって、でも打ててうれしいなと思います。いいスタートが、2連勝して、この東京でいいスタートが切れたので、今年すばらしい年になるようにまた優勝目指して頑張りたいなと思います。いい思い出になりましたし、またいつかこういう風な形で試合が出きればうれしいなと思うので、また今年も応援よろしくお願いします」などと話した。