上田桃子が引退を惜しむ好敵手　日米でメジャー大会を制した元世界ランキング1位の選手とは？

今季3戦、上昇機運を見せる上田桃子（撮影：上山敬太）

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上田桃子が自身のインスタグラムを更新。米国女子ツアーで活躍してきたユ・ソヨン（韓国）が引退を公表したことを受け、別れを惜しむ気持ちを投稿した。

「沢山の刺激をくれたユ・ソヨンが引退する事をアナウンスしました。また1人素晴らしい選手の引退が寂しいです」と、気持ちを素直に記した上田。「努力家で人格者な彼女をいつも尊敬しています！」とソヨンを称えると、「全米女子オープン」の会場でソヨン、チェ・ナヨン（韓国）と3人で撮った笑顔の写真を公開した。

ソウル出身のソヨンは、韓国ツアーで活躍中の2011年に参戦した「全米女子オープン」で優勝。米国ツアーでの初勝利をメジャー大会で達成した。翌年から米国ツアーに参戦すると、これまでにメジャー2勝を含む6勝を挙げている。また2018年の「日本女子オープンゴルフ選手権競技」では畑岡奈紗の3連覇を阻止、日本でも唯一の勝利をメジャー大会で挙げている。
 
ソヨンは自身のインスタグラムに韓国語と英語で手書きのメッセージを投稿。「人生で最も重要な決断をしました。残念ながら、シェブロン選手権はLPGAツアーでの私の最後の試合になります」とファンにとっては驚きの報告。引退を決めてからはたくさんの思い出がよみがえってきたことや、ゴルフを通じて人生で大切なことを学んできたこと、そして自分を支えてきてくれた人たちへの感謝の言葉を綴ると、これからもゴルフ界の発展のために努力を続けたいと、これからの道も示していた。

このソヨンの投稿には、上田をはじめ宮里藍、有村智恵、イ・ボミ、キム・ハヌル（ともに韓国）をはじめ、米国ツアーで戦う多くの選手からも温かいコメントが数多く寄せられていた。

上田は自身の投稿でも「これからの彼女の新しいスタートを心から応援しています」と、別れを惜しみつつも、新しいソヨンの人生にエールを送っていた。ソヨンにとって最後の試合となるメジャー大会の「シェブロン選手権」は4月18日から、テキサス州のザ・クラブ・カールトン・ウッズで開催される。2017年大会のチャンピオンでもあるソヨンは、有終の美を本大会2勝目で飾ることを目指す。