2年目も低調なサージェント。ウイリアムズF1代表は「シーズン序盤の成績だけで評価を決めることはない」

2024年3月22日(金)6時30分 AUTOSPORT web

 ウイリアムズF1のチーム代表ジェームズ・ボウルズは、ローガン・サージェントが今シーズンに好結果を出すことの重要性を強調したが、今季序盤に好印象を残せなければF1シートを失うリスクがあることは否定した。


 2023年のウイリアムズでのF1デビューシーズンは困難なものではあったが、チームはサージェントの可能性に対する信頼を示し続け、2024年も彼を残留させた。


 昨年、23歳のサージェントは短期間で習熟しなければならない状況のなかで、シーズン前半には経験不足がいくつかのミスやクラッシュにつながった。


 さらにチームメイトが実力を高く評価されるアレクサンダー・アルボンであることも、サージェントにとって厳しい状況を生み出した。2023年には、22回の予選すべてでアルボンがサージェントを上回り、全チームのなかで唯一、チームメイトに完勝した。


 しかしウイリアムズは、サージェントについて長期的な見通しを持っているようだ。育成に値する純粋な才能を彼に見出しているか、2023年の苦戦はルーキーにとって避けることができない学習経験の一部だったと考えているものとみられる。

2024年F1第2戦サウジアラビアGP ローガン・サージェント(ウイリアムズ)


 いずれにせよ、サージェントには、2024年シーズンを通して成長し、改善するための時間が与えられている。サウジアラビアの週末に、シーズン序盤から良い結果を出すことは、彼にとってどれだけ重要になるかと聞かれたボウルズは、「彼にとって良い結果を出すことは重要だ。しかし、私が言える唯一のことは、早い段階でそれを求めるわけではないということだ」と答えた。


「我々が見ていかなければならないのは、続けていくなかで彼がどれだけ進歩するかだ。序盤に、3戦でパフォーマンスを発揮できなければ何かが起こるリスクがあるなどと言われることはあるが、それは全く当てはまらない」


 バーレーンで行われたF1シーズン開幕戦では、予選でサージェントはアルボンから5つ下の18番手につけ、レースは20位でフィニッシュした。ジェッダではチームメイトから7つ下の19番グリッドに並び、その夜のレースを14位で終えた。

2024年F1第1戦バーレーンGP ローガン・サージェント(ウイリアムズ)


 ボウルズは、今シーズンのサージェントは、もはや経験不足を言い訳に使うことはできないと強調した。


「ローガンの場合、昨年は、まずそれまでの経験を基礎として、その上に築き上げていくシーズンだった。それを彼自身、理解している。今はルーキーではなく、経験を積んだドライバーとしてここに戻ってきた」


「そこから、ミスや間違いを犯すことなく積み重ねていき、継続的に前進する必要がある」


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