史上最速突破 日本代表 層の厚さ感じさせる日替わりヒーロー
2025年3月22日(土)4時45分 スポーツニッポン
◇W杯北中米大会アジア最終予選C組 日本2−0バーレーン(2025年3月20日 埼玉)
【ズバッと採点CHECK 坂本寛人】南野、上田、鎌田、守田、菅原、小川、そして久保。最終予選7試合でプレーヤー・オブ・ザ・マッチを受賞した選手は7人に上る。
前回は伊東が、前々回は原口が4試合連続得点を記録するなどMVP級の活躍を見せた。史上最速の突破を決めた今回はいい意味で、際立った存在はいない。試合のたびに誕生する日替わりヒーロー。離脱者が出ても、その穴を感じさせない。先発と控えの区別もない。途中出場で先制ゴールの鎌田は「途中から出た方がおいしい時もある」と笑う。所属クラブで個を磨き、高い競争意識で代表に合流する。誰がピッチに立っても結果を出せるチーム力は、アジアで抜きんでていた。
W杯で優勝するには、約5週間で8試合を戦うことになる。森保監督は「2、3チーム分をつくれるくらい選手層を厚くしていきたい」と言う。サウジアラビア戦から始まるサバイバルが、チームをさらに強くする。