高安 悲願初Vならず “鬼門”千秋楽でまた涙 大関・大の里との優勝決定戦に敗れる

2025年3月23日(日)17時34分 スポーツニッポン

  大相撲春場所は23日、エディオンアリーナ大阪で千秋楽の取組が行われ、35歳のベテラン高安(田子ノ浦部屋)は12勝3敗で並んだ大関・大の里(24=二所ノ関部屋)との優勝決定戦に送り出しで敗れて悲願の初優勝を逃した。本割で“因縁”の小結・阿炎(30=錣山部屋)を上手出し投げで下したが、鬼門の千秋楽でまたも涙をのんだ。

 これまで高安が千秋楽に優勝の可能性を残していたケースは8度あり、22年春場所は王手をかけながら本割と決定戦で連敗。同九州場所でも三つ巴の優勝決定戦で阿炎に敗れるなど、あと一歩のところで“頂点”を逃してきた。

 今場所は10日目に大の里を下して単独トップに立つと、11日目には難敵・霧島との元大関対決に敗れたが、引きずらずに王鵬、若元春に連勝。しかし優勝決定の可能性があった14日目は平幕・美ノ海に敗れ、大の里と11勝3敗で並んで千秋楽を迎えていた。

 千秋楽の相手は、22年春場所千秋楽で敗れ、同九州場所の千秋楽の本割、そして優勝決定巴戦で敗れた“因縁”の阿炎。立ち合いで変化した相手に落ち着いて対応し、左上手をガッチリつかんで土俵に投げつけた。

 そして優勝決定戦では立ち合いで押し込まれると土俵際で逆転の投げを狙ったが、大の里に踏ん張られて送り出しで土俵を割った。

スポーツニッポン

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