堂安律はフル出場も…CL出場を目指すフライブルク、ホームでウニオンに痛恨の逆転負け

2025年3月31日(月)0時27分 サッカーキング

フライブルクの堂安律(撮影は2月21日の第23節ブレーメン戦) [写真]=Getty Images

 ブンデスリーガ第27節が30日に行われ、フライブルクとウニオン・ベルリンが対戦した。

 前節終了時点で12勝6分8敗を記録し、勝ち点「42」を積み上げているフライブルク。既に今節を消化したボルシアMGが勝ち点「3」を加えたことで、試合前の時点で順位は7位となっているが、今節を勝利すれば5位浮上が可能。そんな一戦で相まみえるのは、ここまで7勝6分13敗の成績で勝ち点「27」を積み上げ、14位と残留争いに身を置くウニオン・ベルリンだ。

 フライブルクは現在7試合無敗と悪くない成績を残しているものの、成績の内訳を覗くと、4連勝の後に3戦連続ドロー。言い換えると、現在は3試合未勝利が続いている状況で、今節は再び連勝街道に戻るため、きっかけを掴む一戦としたい。フライブルクに所属する堂安律は、7試合連続でスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合は序盤からフライブルクがボールを握ったものの、きっちりとブロックを組むウニオン・ベルリン守備陣を崩し切るシーンは少ない。右サイドの2列目に入った堂安も、テクニカルな突破で守備網に穴を開けようと試みたが、スコアレスのまま時計の針が進む。

 試合の均衡は29分に破れる。敵陣右サイド低い位置で前を向いた堂安が左足でスルーパスを送ると、内側のスペースを駆け上がったヴィンチェンツォ・グリフォはダイレクトで中央へ折り返す。最後はフリーで待っていたルーカス・ヘーラーがダイレクトで流し込み、フライブルクが先手を取った。

 だが、フライブルクがリードした時間はわずか1分ほどしか続かなかった。30分、ウニオン・ベルリンは敵陣でのセカンドボール回収から、クリストファー・トリメルがボックス内へ浮き球のボールを供給。アンドレイ・イリッチのヘディングでの落としは相手に触られたものの、こぼれ球に反応したラニ・ケディラが右足一閃。グラウンダーの一撃を突き刺し、試合を振り出しに戻した。

 このまま1−1で後半へ折り返すと、立ち上がりの49分に再びゴールネットが揺れる。ウニオン・ベルリンはGKフレデリク・レノウからのロングフィードで攻撃へ転じ、トリメルの頭でのフリックを拾ったイリッチが右サイドへ展開。駆け上がったティム・スカルケがクロスボールを送ると、フリーでファーサイドへ走り込んだイリッチがヘディングシュートを叩き込んだ。

 後半立ち上がりに逆転を許したフライブルクは56分、GKノア・アトゥボルが負傷の関係でプレー続行不可能となるアクシデントが発生し、“守護神”不在の状況で1点ビハインドを追いかけることとなる。敵陣へ入り込む時間こそ作ったものの、きっちりと逃げ切り体制に入ったウニオン・ベルリンを攻略できず、試合はこのままタイムアップを迎えた。

 この結果、フライブルクは1月25日に行われた第19節バイエルン戦(●1−2)以来、8試合ぶりの黒星を喫した。堂安はフル出場を果たしている。一方で、ウニオン・ベルリンは2試合ぶりの勝利で、直近3試合は2勝1分と好調の所以を示す結果となった。

 次節、フライブルクは5日にドルトムントと、ウニオン・ベルリンは6日にヴォルフスブルクと、それぞれホームで対戦する。

【スコア】
フライブルク 1−2 ウニオン・ベルリン

【得点者】 
1−0 29分 ルーカス・ヘーラー(フライブルク)
1−1 30分 ラニ・ケディラ(ウニオン・ベルリン)
1−2 48分 アンドレイ・イリッチ(ウニオン・ベルリン)

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