イスコの“電撃退団”から約2年…衝突が報じられたセビージャの元SDが沈黙破る「彼らが語るストーリーには…」

2025年4月1日(火)16時52分 サッカーキング

現在はアストン・ヴィラで活躍するモンチSD [写真]=Getty Images

 元セビージャのSD(スポーツディレクター)であり、現在はアストン・ヴィラで同職に就いているモンチ氏が、かつて報じられたMFイスコ(現:ベティス)との確執について語った。

 2022年12月、セビージャはMFイスコとの契約解除を発表した。それは、加入からわずか半年の出来事だった。その後は、無所属を経て2023年夏にベティスへの“禁断の移籍”を果たしたわけだが、当時から、クラブ退団の背景にはモンチSDとの確執があったことを複数メディアが報じていた他、イスコ本人も「モンチは僕が退団を望んでいると言い続け、事実ではないことを言いふらした」と吐露しつつ、「僕は彼に『フットボールの世界で出会った中で最大の嘘つきだ』と言い放ってしまった。すると、彼は僕に暴行を加えた。僕の方に向かってきて首元を掴まれたんだ。周囲にいた警備員は僕たちを引き離さなければならないほどにね」と衝突したことを語っていた。

 あれから幾許かの月日が流れた中、当事者のひとりであるモンチ氏が、この一件について口を割った。スペインメディア『Gol Play』のインタビューに応じ、イスコを「素晴らしい選手」と称えた同氏は、「私は彼とあまり時間を過ごしたわけではないが、聞いた話からとても良い人だということは分かる。今、彼に与えられている評価は、当然受けるに値すること」と代表復帰の可能性も取り沙汰されるまでに復調したことにも賛辞。ただ一方で、「セビージャを去ることは理想的な選択肢ではなかった」と振り返った。

 そして、モンチ氏は「私のことをよく理解している人なら、私が敵を作ることを好まないことを知っている」としつつ、「イスコのように、仕事に一生懸命取り組む人たちにとって、物事がうまくいくことはとても良いこと。ただ、彼らが語るストーリーには多くのニュアンスが含まれ、それはいつか、物事が落ち着いたときに語られるだろう」と多少の認識の違いがあることを明かしている。

 ベティス加入後のイスコは、負傷離脱を繰り返しつつも、かつての“魔法”を取り戻すことに成功した。先月30日の“セビージャ・ダービー”ではFWクチョ・エルナンデスの決勝点をアシストしており、セビジスタとして観戦したモンチ氏の前で、復活を印象付けている。

サッカーキング

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