大谷翔平も「納得してくれたよ」ロバーツ監督、投手リハビリ「スローダウン」の裏側明かす「全ては信頼」

2025年4月1日(火)6時0分 スポーツ報知

東京シリーズで1号本塁打を放った大谷(左)をハイタッチで迎えるロバーツ監督

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(52)がピックアップした話題を語る「Roberts’ Selection」。今季第2回は開幕シリーズで3月13〜20日に滞在した東京でのことや、大谷の投手復帰のメドについて明かした。(取材・村山 みち)

 3月18、19日の東京でのカブスとの開幕シリーズ、ものすごく盛り上がりましたね! 大谷翔平は期待通りに19日の第2戦で、一発打ってくれました。

 「やっぱり、あれが一番印象的だね。世界中から大勢の人々が東京ドームに集まり、みんなが『翔平が何か特別なことをしてくれる』と期待していた中で、彼は見事に1号ソロを打った。観客がどれほど興奮していたかを実際にあそこで見ることができて、本当に素晴らしい瞬間だったよ」

 その2試合はベッツ、フリーマンが欠場【注】。ドジャースはどうなる?という感じでしたが。

 「翔平はそれを気にせず、プレッシャーを感じているようにも見えず、落ち着いていた。翔平は自分がコントロールできないことから影響を受けない。彼は自分がコントロールできることの中で最高のパフォーマンスを発揮する選手だよ」

 グラウンド外でも東京を楽しむ時間はあったんですか? 楽しかったことベスト3を教えてください!

 「1番は食事だね。おいしいステーキ、ラーメン、すしを食べることができた。2つ目は日本のファンの熱狂ぶりを見ることができたこと。とても感動した。3つ目は、開幕戦を前に王貞治さんとお会いできたこと。昨年12月以来の再会でとても楽しく会話できた。また今年の11月に食事をする約束をしたんだ。今から楽しみだね」

 楽しみといえば、大谷の投手復帰。米国に戻った3月29日には、2月25日以来32日ぶりにブルペンでの投球練習を再開しましたね。復帰は当初予定した5月より遅くなりそうですかね。

 「今の状況だとそうなると思う。キャンプで打撃の負荷が上がったことで、トレーナーと翔平の判断で投球調整を少し遅らせることにした。打撃にもっとフォーカスして、投手のリハビリはスローダウン。まだ復帰予定は分からないが、現状から考えてまだ時間は必要だろう。だから復帰が6月なのか、7月なのかはまだはっきりは分からない」

 大谷は「早く投げたい」って言ってるんじゃないですか? 説得するのは一筋縄ではいかなかったのでは?

 「一番大事なのは10月に万全の状態で投げること、と説明した。確かに彼は、早く投げたくてうずうずしている。でも、最終的には私たちの判断を信頼してくれた。球団やトレーナーが翔平のために最善を尽くしていると理解してくれたんだと思う。全ては信頼だよ、信頼。彼は反発することなく、ちゃんと納得してくれたよ」

 【注】ベッツは体調不良のため開幕戦を待たずに米国へ帰国し、フリーマンも開幕戦直前の打撃練習で左脇腹を痛めて日本での2試合を欠場。

スポーツ報知

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