上林の“神走塁”で巨人・中山礼都の守備に厳しい目 定位置確保に向けて“安心感”を与えられるか

2025年4月2日(水)16時50分 ココカラネクスト

この場面は上林の走塁を褒めるべきだろう(C)産経新聞社

 4月1日の中日戦に敗れて開幕からの連勝が3でストップした巨人。1日の試合はワンプレーが明暗をわけた、しびれる試合展開だった。

 1-1の同点で迎えた7回裏、中日は先頭の中田翔が二塁打を放って出塁し、中田の代走として上林誠知が出場。次の村松開人がセーフティーバントを試みると、投手の井上温大がキャッチして素早く三塁に送球する。

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 タイミング的にはアウトだったが、二塁ランナーの上林はヘッドスライディングをしながら伸ばした右腕を引っ込めてサード・中山礼都のタッチを回避。代わりに左手を伸ばして三塁ベースに触れ、三塁塁審はセーフのジェスチャーを見せる。これに巨人はリクエストを要求したものの、判定は覆らなかった。

 そして、木下拓哉にスクイズを決められて勝ち越し点を献上。その後、両チームともに1点を取り合い巨人は僅差で敗れた。SNSでは「なかなか見られない神スライディングだった」「これは上林が神走塁過ぎる」など、上林の走塁をほめる声が相次いだ。一方で「礼都じゃなくて坂本がスタメンで使われるのってこういうところなんだろうな」と中山のタッチの甘さを指摘する意見も見られた。

 この場面は上林の走塁技術が上回っただけで、中山のプレーに特段の落ち度があったわけではないだろう。加えて、中山はスタメン起用に応える2安打をマークしている。

 三塁手には昨年ゴールデングラブ賞に輝いた坂本勇人がおり、守備におけるミスは些細であっても厳しい視線が向けられやすい。中山は打力の高さは示せているため、守備でも安心感を与えられるプレーを見せられるのかが焦点になりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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