水原氏を巡る”違法賭博スキャンダル”解明はやはり長期戦に 米放送局がMLBコミッショナーの見解に改めてフォーカス「短期間で終わることを願っているが」

2024年4月3日(水)6時0分 ココカラネクスト

水原氏のは大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)を送金していたとされている(C)Getty Images

 やはり、真相解明まで長い時間を擁するのだろうか。

 ドジャース大谷翔平の元通訳である水原一平氏による違法賭博疑惑は連日、米国内メディアで関連情報が扱われているものの、進展が見られない状況が続いている。

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 水原氏により口座から資金を引き出され、「巨額の窃盗被害」を受けたとする大谷翔平は現地時間3月25日の会見以降、この一件へ言及を避け、本格的に開幕を迎えた公式戦のプレーに専念している。当の水原氏の行方も明かされておらず、またここに来て、大谷の会見が質疑応答ではなく、声明文を発表する形だったことへの不満の声なども伝えられているようだ。

 一方で、先月末には、MLBのコミッショナーであるロブ・マンフレッド氏が国内メディアを通じて見解を語った。その内容を、ロサンゼルスの放送局『FOX 11 Los Angeles』が現地時間4月1日、改めて公式サイト上で紹介している。その中では、この問題が明らかとなるには時間が必要であるとのコメントも発せられている。

 同メディアは「ロブ・マンフレッドコミッショナーは、ドジャースのスター選手、ショウヘイ・オオタニに対するMLBの賭博調査が短期間で終わることを願っているが、確信はないと語った」と振り返っており、また同コミッショナーが他にも、「今回のような事態になった以上、オオタニの発言内容を確認することは、ファンに野球の健全性を保証するという意味でも重要であり、実にシンプルなことだ」と述べたコメントも紹介。

 また記事の中では、すでに水原氏が調査を受けていることなども記しながら、マンフレッド氏が「我々は、法執行機関のような権限を持っているわけではない。しかし、我々はこのような調査をなんとかやり遂げ、事実を突き止める」と語っており、リーグとして問題解明に取り組む意向であることなどを綴っている。

 今回の記事の中で強調されている、マンフレッドコミッショナーによる、「短いことを望むが、わからない」と調査期間を見通す言葉は、やはり苦渋に満ちたものであることは間違いない。2024年のMLBは、開幕直後に発覚したスキャンダル解明への動きと共に、シーズンが進んでいくことになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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