ブレントフォード、衝撃の4発逆転勝利でチェルシーに金星！　エリクセンが加入後初ゴール

　プレミアリーグ第31節が2日に行われ、チェルシーとブレントフォードが対戦した。

　前半はお互いにチャンスを生かせずスコアレスで折り返すと、試合は後半開始早々に動く。アントニオ・リュディガーが敵陣中央から右足を振り抜くと、強烈なミドルシュートは左のポストに当たってゴールに吸い込まれた。

　しかし、ブレントフォードはすぐに試合を振り出しに戻す。50分、クリストフェル・アイェルが浮き球を頭で跳ね返すと、イヴァン・トニー、クリスティアン・ノアゴール、ブライアン・エンベウモと、ワンタッチでテンポ良くボールを回す。最後はペナルティエリア左でヴィタリー・ヤネルトが左足を振り抜き、ゴール左に突き刺した。

　54分、ブレントフォードが逆転に成功する。自陣で相手と入れ替わったエンベウモは、ドリブルで左サイドを駆け上がる。ペナルティエリア左まで運んでグランダーで折り返すと、ボックス中央で待ち構えていたクリスティアン・エリクセンが左足で流し込みネットを揺らしたEURO2020でのアクシデントから完全復活を遂げたエリクセンは、1月のブレントフォード加入後初得点となった。

　さらに60分、ブレントフォードがリードを広げる。トニーのスルーパスに抜け出したヤネルトは、ループシュートで相手GKエドゥアール・メンディとの一対一を制してネットを揺らした。

　そして87分、ブレントフォードが試合を決定づける4点目を獲得する。セットプレーの流れでチェルシーがクリアに失敗すると、こぼれ球に反応したヨアヌ・ウィサが押し込んだ。

　試合はこのまま終了し、チェルシーはリーグ戦7試合ぶり黒星、ブレントフォードは2試合ぶりの白星となった。

　チェルシーは6日にチャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグでレアル・マドリードと戦い、9日にリーグ戦でサウサンプトンと対戦する。ブレントフォードは10日にホームでウェストハムと対戦する。

【スコア】
チェルシー　1−4　ブレントフォード

【得点者】
1−0　48分　アントニオ・リュディガー（チェルシー）　
1−1　50分　ヴィタリー・ヤネルト（ブレントフォード）
1−2　54分　クリスティアン・エリクセン（ブレントフォード）
1−3　60分　ヴィタリー・ヤネルト（ブレントフォード）
1−4　87分　ヨアヌ・ウィサ（ブレントフォード）