世界一奪還の侍ジャパン 井端弘和氏が語るWBCの“ターニングポイント”とは?「すぐに逆転して余裕を与えなかった」

2023年4月4日(火)19時41分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 3月22日、侍ジャパンはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦で、アメリカを3−2で下し、14年ぶり3度目のWBC制覇を果たした。

 今大会の侍ジャパンはヤクルトの村上宗隆やロッテの佐々木朗希ら国内組だけでなく、MLBで活躍する“二刀流”大谷翔平ダルビッシュ有、さらには日系選手として史上初の侍ジャパン選出となったラーズ・ヌートバーなどが集結。大会前から日本国内では大きな期待を受けたが、「史上最強」の前評判に相応しい戦いぶりを見せ、最終的に全勝で世界一を勝ち取った。

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 侍ジャパンが世界一に輝いたポイントはどの試合だったのか。現役時代は中日、巨人で活躍し、2013年には侍ジャパンに選出され、大会ベストナインに輝いた井端弘和氏は、自身のYouTubeチャンネル「イバTV」で3日までに動画を更新し、WBCでの侍ジャパンの戦いぶりを振り返った。

 井端氏はポイントになった試合について、「(1次ラウンド2戦目の)韓国戦じゃないの」と述べた。「3点先制された時はおやっと思ったけど、その後にすぐ点を取って逆転したのが大きかった。3点ビハインドだとまあまあ苦しいし、そんなに点数を取れるイメージはなかったけど、逆転したので相手に余裕を与えないで攻撃ができた」と話し、WBCの“ターニングポイント”に韓国戦を挙げた。

 10日に行われた韓国戦、侍ジャパンの先発マウンドに立ったダルビッシュ有は韓国打線に3点の先制を許した。しかし、直後に打者陣が反撃を開始。ヌートバーと近藤健介の連続タイムリー、さらには吉田正尚のタイムリーで計4点を奪い、逆転に成功した。「あれがもし0点だったら、また韓国に次の回に余裕をもって攻撃されて、苦しくなっていたよね」と井端氏は話した。

 また、世界一に輝いた侍ジャパンの「影のMVP」については、「キャッチャーの3人じゃないかな」と話し、中村悠平、甲斐拓也、大城卓三の3選手を挙げた。「特にアメリカに行ってからは、向こうの打者が苦しんでいた。真っ直ぐだと思ったらスプリットがきたり、スプリットで空振りを取った後に真っ直ぐを投げさせたり、その辺の裏をかいていた。あのトラウトがやみくもに振りにきていた」と語り、井端氏は捕手陣の配球を高く評価した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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