井端弘和氏と荒木雅博氏「アライバコンビ」が語る中日何でもNo. 1 「彼だけには運転させるな」と・・・
2023年3月26日(日)17時0分 ココカラネクスト

「アライバコンビ」として中日ドラゴンズの一時代を築いた井端弘和氏と荒木雅博氏。
2002年から2013年まで12シーズンもの間二遊間コンビを組み、2004年から2009年には6シーズン連続で揃ってゴールデングラブ賞を受賞するなど、かつてのドラゴンズの象徴ともされた2人。
そんな両氏が、井端氏のYouTubeチャンネル「【イバTV】井端弘和公式チャンネル」内で、中日OB・現役のジャンル別No. 1について語った。
【関連記事】【巨人】オープン戦打率1割未満 坂本勇人の「落日」 注目される原監督の「決断」
チーム1の天然は・・・
まず最初のテーマは、チーム1の『天然』選手。荒木氏いわく、「チームの8割方がいきつくだろう」と話し、両氏の回答も一致。
その人物とは、現役時代、最優秀中継ぎ賞のタイトルを2年連続獲得するなど、チームを支えた浅尾拓也現二軍投手コーチだ。
浅尾氏といえば、現役時代、ファンから「浅尾きゅん」の愛称で呼ばれ、甘いマスクで女性ファンを中心に多くの人気を集めた存在。
そんな浅尾氏について、井端氏は2007年のグアム優勝旅行の際に起きたエピソードから、
「海外へいくと道路の車線が日本とは逆になりますが、彼は何度も逆走していました。車を走らせた瞬間から逆だったんですよね。海外特有の一周するロータリーも、近道があるところ、わざわざ一周して抜けたり(笑)」
と、運転に関する天然話を披露。
浅尾氏の天然ぶりに、「浅尾だけには運転させるな!」とまでなったとされるが、一方で荒木氏は「愛すべき天然」とし、「素晴らしい人間。最高な人ですよ」と浅尾氏の人間性を称賛する場面も見られた。
チーム1の努力家は・・・
続いてテーマに挙げられたのが、チーム1の努力家だ。
ここでは、両者別々の選手を選出。
まず井端氏が挙げたのが、今季プロ14年目を迎える大島洋平外野手だ。
昨季は36歳シーズンながら、シーズン最後まで首位打者のタイトルを争い、惜しくもヤクルト・村上宗隆内野手に4厘及ばなかったものの、まだまだ衰え知らずとも言える。
そんな大島と現役時代共に中日でプレーをした井端氏は、かつての春季キャンプでの出来事と共に、こんな努力家エピソードを披露している。
「僕が怪我をしてキャンプを無休でやっていたシーズンがありましたが、その時、毎回彼はいたんですよね。『明日もやりますか?』とか、それだけじゃなく『何時からやりますか?』って。当時、全部の休日を一緒に過ごしていたから、大したもんだなと思っていました」
入団当初から努力を惜しまずやってきたことが、年齢を重ねても安定した成績を残していることに繋がっているのかもしれない。
そんな大島に対し、現役時代、そして現在もコーチとして見てきている荒木氏も、
「洋平は、決めた事をずっとやり続ける能力を持っている」と、その努力ぶりを評価。
一方で、荒木氏は、「石垣選手」と、石垣雅海内野手を挙げた。
2016年ドラフト3位で中日に入団し、今年でプロ7年目を迎える石垣は、走攻守全てが揃い、また守備では内外野全てをこなすユーティリティープレーヤー。
キャンプではかなりの練習量を積み、その努力を目の当たりにしているという荒木氏だが、努力しすぎが故に
「グラウンドで、『雅海良くなったな。このまま頑張ろうよ』と言っていたら、部屋に帰って、これもやった方が良いかもと違うことまでやって・・・」
と、懸念する場面も。
それほど野球に対して真面目だという石垣。
これには井端氏も
「もうバットと携帯取り上げた方が良いんじゃない。携帯でも映像見ちゃうだろうし」
と、映像の見過ぎや考えすぎで逆に迷いが深くなっている可能性を指摘。
その対策方法として、
「彼は帰ったら高橋周平の部屋にいるのが良いのでは。周平はオンオフの切り替えが上手だから」「頼むから9時には寝てくれというしかない」など、親心もあって石垣の育成法に対しては様々な形で意見を戦わせていた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]