【WBC】今大会は「力勝負もできるよという布陣」井端弘和氏が栗山ジャパンの戦い方を分析!
2023年2月16日(木)11時0分 ココカラネクスト
(C)Getty Images
およそ1ヶ月後に迫ったWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。
いよいよ17日から侍ジャパンメンバーが集合し、宮崎で直前合宿がスタートする。
国内12球団、そしてメジャー組からはまず先行してダルビッシュ有投手(36=パドレス)が集まることとなるが、そんな「侍ジャパンチーム」としての戦い方について、ジャパンでコーチ経験もある井端弘和氏が、スポーツアンカー・田中大貴氏のYouTubeチャンネル「アスリートチャンネル」に出演し、自身の経験も踏まえて語った。
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メジャー組含め各選手、それぞれ所属球団での春季キャンプを離れて、侍ジャパンの一員としてキャンプへ合流する形となる。集合してまずはじめに行うミーティングについて井端氏はある重要な点を口にした。
「各選手それぞれ所属するチームの方針が絶対に違うので、そこの統一というのは徹底して必ずおこなっていました。あとは、秋、春に強化試合をやりながら、ある程度こういう方針だよというのはみんなに伝えていた。サインについても、これでやるから覚えておいてねというものがあり、稲葉篤紀さんが監督の時は4年間サインが変わらなかったですね。誰がチームに入ってきてもそれを覚えてねという感じでした」
一方で、史上最強とも称される今回の侍ジャパンの布陣だが、井端氏は、今回選出されたメンバーからチームの戦い方としてこれまでと違う傾向にあるのではと話す。
「選出されたメンバーを見ると、ある程度力勝負をしにいっているメンバーかなと思います。アメリカチームが力勝負でくるならこちらもそれでいくし、スピードでくるならそれも対応できるよという感じがします。これまでの日本は完全にスモールベースボールというのを掲げていっていたと思いますが、力勝負もできるよという布陣にはなってきたかなと思いますね」
今回の侍ジャパンの布陣を見ると、投手陣ではダルビッシュ有投手をはじめ、大谷翔平投手(28=エンゼルス)、佐々木朗希投手(20=ロッテ)。
野手陣では鈴木誠也外野手(28=カブス)、村上宗隆内野手(23=ヤクルト)など、投手・野手共に「パワー系」の選手が多く見受けられる。
今大会は日本のみならずアメリカをはじめ各国も史上最強メンバーを揃えており、これまでにない戦いが予想される。
果たして、王座奪還のために、日本はどの様な戦いをみせてくれるのだろうか、注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]