【高知競輪 G3よさこい賞争覇戦】清水裕友が昨年8月以来のV 犬伏湧也とラインでワンツー
2025年4月6日(日)18時18分 スポーツニッポン
高知競輪の開設75周年記念G3「よさこい賞争覇戦」決勝戦が行われ、清水裕友(30=山口、105期)が犬伏湧也マークから抜け出してV。昨年8月の松戸以来、13回目の記念Vを飾った。2着は犬伏、3着は松井宏佑だった。
松井が上昇してレースが動いた。山崎賢が叩いて先行態勢。後方になった犬伏が最終ホームからカマして前団を捉える。脇本が仕掛けるが最終1センターで真杉のけん制を受けて失速。最終バックから松井が捲るが、犬伏のスピードが良く、届かない。直線で清水が余裕を持って抜け出し、犬伏が2着に粘った。
「犬伏君は車番も良かったし、全てお任せでした。離れそうなスピードだったけど、付き切ってからは落ち着いて走れました。ワンツーで良かったです」(清水)
今年初Vにホッとした表情だ。2月のG1全日本選抜競輪では大敗が続き、以後も精彩を欠いた。体調を崩していたことが敗因。今回は力強い動きが戻り、Vをもぎ取った。
次は大一番のG1日本選手権(29日〜5月4日、名古屋)。「自力の番組の時がどうかですが、時間があるので上げていけるように」と気合を込めた。
◇清水 裕友(しみず・ひろと)1994年(平6)11月9日生まれ、山口県防府市出身の30歳。14年7月プロデビュー。通算815戦264勝。主な優勝は第35回全日本選抜(20年)、第16回サマーナイトフェスティバル(20年)、第5、6回ウィナーズカップ(21、22年)。1メートル68、82キロ。血液型A。