【ブログ】王室パワーで公式ポスターはアロンソ推し/F1バーレーンGP現地情報

2018年4月7日(土)15時59分 AUTOSPORT web

今週も始まりましたF1バーレーンGP、そしてF2開幕戦。ナイトレースとなる現地の様子をムッシュ柴田氏が届けしていきます。


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バーレーンは中東諸国の中ではかなりこじんまりとした部類の国ですが、それでも首都マナマには次々に高層ビルが建ち続けてます。バーレーンGPの始まるほんの数日前には、「バーレーン最大の油田発見!」のニュースも報じられましたしね。これでいっそう、懐具合も豊かになることでしょう。


今年のバーレーンGP公式ポスターは、こちらです。

何とフェルナンド・アロンソ様が、ルイス・ハミルトンセバスチャン・ベッテルの二人を従えてるデザイン。アロンソの才能に疑いの余地はありませんが、いくら何でもこれは……という感じ。言うまでもなく、この国の王室がマクラーレンの共同オーナーになってるからなんでしょうね。


まあほとんど王様が趣味でF1を誘致したようなものですが、


でもこのグランプリの雰囲気自体は、決して嫌いじゃありません。



ナイトレースになってからは、いっそう魅力が増した印象です。元々サーキット自体は、ナイトレース先輩格のシンガポールやアブダビより、はるかに面白いですし。


昼間も灼熱というほど暑いわけじゃないし(逆にメディアセンターの冷房は、凍え死ぬほど寒いですが)、今年のパドックにはこんなオアシスもできましたし。



中に入ると、中東のスイーツやアラビックコーヒーでもてなしてくれます。



お、ジャン・アレジも休憩中です。今週末のサポートレースにGP3はないので、息子ジュリアーノくんのステージパパとしてではなく、フランスのカナルプリュスTVの解説者として来てるようでした。


それにしても久しぶりに会ったジャンのお腹周りには、ちょっと衝撃を受けてしまいました。そろそろ日本の某フィットネス企業から、CM出演の声がかかるかも……(汗。


GP3はありませんが、F2は今週末が開幕戦です。ご存知のように、今年は日本から二人の若手ドライバーが参戦してます。欧州F3から来た牧野任祐(ただすけ)選手は、何だかメチャクチャ忙しそうで、ようやく無理を言って、昼食の最中に話を聴くことができました。


え?目つきが恐い?不機嫌そう?いえいえ、全然そんなことなかったですよ。



初めての予選は「タイムがまとめられなくて残念」と言いながらも、笑顔で応対してくれましたしね。


一方の福住仁嶺選手は、同じF2ルーキーとはいうものの、去年まで直下のGP3を戦ってた分、余裕が感じられます。


今年ダムスに移籍したチャンピオン候補の一人アレックス・アルボンとは、ライバルである以前に大の親友です。この日も何だかすごく楽しそうに、お喋りを続けてました。


金曜夜の予選では、3番グリッドを獲得したアレックスに対し、福住くんはコンマ4秒落ちの7番手。でもチーム力の差を考えれば、健闘したと言っていいと思います。フリー走行ではなぜかまったくペースが伸びず、18番手が精いっぱいだったのが、ここまで挽回したわけですし。



予選直後には、アーデンの関係者らしき紳士からも祝福されてました。あとで「あのオジサン、誰?」と訊いたところ、何とレッドブルのクリスチアン・ホーナー代表のパパなんだそうな。ホーナー親子が、このチームの共同オーナーをしてるとは聴いてましたが、そうですか、この人でしたか。


一方、息子の方はといえば、かつての部下だったマーク・ウェバー、そしてエイドリアン・ニューウィと、何やら長時間話し込んでました。


僕が見た時には、ウェバーの話を二人が熱心に聴いてる感じで、いったい何を話していたんだか。今年のレッドブルはクルマは十分に速そうですが、開幕戦は表彰台に届きませんでした。ダニエル・リカルドの契約更改の話もあるし、来季のパワーユニットをどうしようかという問題もある。こちらはおそらくホンダで9割9分決まりなんでしょうが、開幕戦のまさかのトラブルが彼らを大いに不安にさせたことは、想像に難くありません。ウェバーの渋い表情は、さて何を意味していたんでしょうね。


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