日本ライトフライ級王者・川満俊輝がV3へ自信 「僕の勢いと強さを見せたい」
2025年4月7日(月)15時10分 スポーツ報知
計量をパスして気合を入れる日本ライトフライ級王者の川満俊輝(左)と挑戦者の高見亨介
◆プロボクシング ▽日本ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・川満俊輝—高見亨介▽日本フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦10回戦 永田丈晶—山内涼太▽日本スーパーウエルター級(69・8キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・出田裕一—豊嶋亮太(8日、東京・後楽園ホール)
トリプル日本タイトルマッチの前日計量が7日、東京・文京区の日本ボクシングコミッションで行われ、3度目の防衛を目指す日本ライトフライ級王者・川満俊輝(三迫)は100グラムアンダーの48・8キロで一発クリアした。タイトル初挑戦の日本同級1位・高見亨介(帝拳)も48・8キロでパスした。
WBC3位、WBO8位、IBF11位の川満、IBF4位、WBA5位、WBC11位の高見と、ともに世界ランキング上位におり、世界王座を目指すためには負けられない一戦となる。
「しっかり練習してきたので、コンディションには自信はあります」と川満。WBC&WBA世界フライ級統一王者・寺地拳四朗(BMB)を始め、元東洋太平洋同級王者・桑原拓(大橋)、前日本同級王者・飯村樹輝弥(角海老宝石)らを相手にスパーリングを重ねてきた。アマ時代に高見に2勝したという“浪速の激闘王”田中将吾(大橋)ともグラブを合わせた川満は「技術のある選手と練習ができて学ばせてもらった」と振り返った。「高見選手は若くて勢いがあって世界ランクも持っている。練習をいっぱいしてきたし、そこで作り上げたボクシングを今までどおりにやれば勝てる。僕の方が勢いがあって、強いところを見せたい」と意欲を示した。
セミファイナルでは元日本フライ級王者で現同級1位・永田丈晶(協栄)と元WBOアジアパシフィック同級王者で現同級2位・山内涼太(角海老宝石)が空位の日本フライ級王座決定戦で対戦。40歳の日本スーパーウエルター級王者・出田裕一(三迫)は4度目の防衛をかけて、元ウエルター級の地域3冠で日本スーパーウエルター級1位・豊嶋亮太(帝拳)の挑戦を受ける。
戦績は29歳の川満が11勝(7KO)1敗、23歳の高見が8戦全勝(6KO)、27歳の永田が7勝2敗、30歳の山内が13勝(12KO)3敗、40歳の出田が19勝(10KO)16敗1分け、29歳の豊嶋が20勝(11KO)3敗1分け。