「失意に直面しても哲学は明快だ」マンU戦後の遠藤航の”発言”に専門メディアが反応 ポジティブな言葉に感銘「光をもたらしている」

2024年4月9日(火)17時33分 ココカラネクスト

マンU戦で遠藤は途中交代。チームは引き分けに終わった(C)Getty Images

 遠藤航の所属するリバプールは、現地時間4月7日(日本時間8日)に行われたプレミアリーグ第32節、マンチェスター・Uと敵地で対戦し、2-2のドローに終わっている。遠藤はこのゲームで2試合ぶりにスタメンでピッチに立ち、69分に交代でベンチに退いている。

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 2連勝中のリバプールは、6位のマンチェスター・Uに対し、勝ち点3を獲得すべくオールド・トラフォードに乗り込んだものの、後半途中で逆転されるなど終盤まで1点を追いかける展開に。84分にモハメド・サラーのPKで追いつき、辛くも引き分けに持ち込むも、このゲームの結果により得失点差でアーセナルに首位の座を明け渡すこととなった。

 前節欠場となった遠藤は、この試合で後半途中までプレーするも、リードを許した状況で交代が告げられピッチを後にしている。現地の評価も決して高いものではなく、勝利も逃したことで、試合後のコメントでは悔しさも滲ませていた。

 だが、この遠藤が発した言葉には今後、シーズンを戦い抜くための前向きな決意も含まれていたとして、専門メディアがフォーカス。リバプールの情報を扱う『Anfield Index』が特集記事の中で、日本人MFの言葉の1つ1つの意味を読み解いている。

 4月8日配信となった記事の中で「先日のオールド・トラフォードでのマンチェスター・Uとの一戦は、この揺るぎない真実を証明するものだった。試合は2-2の引き分けに終わったが、試合後のワタル・エンドウのコメントには、ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールを象徴する強靭さと楽観主義の精神が凝縮されている」と指摘。その上で、遠藤のコメントの内容に言及。

 まず、遠藤が「前半はチャンスが多かったので、結果にはがっかりしている」と振り返ったことに関して同メディアは、「この感情はチャンスを活かすという、より広範な問題を映し出しており、これはリバプールのシーズンで繰り返し繰り返されてきたテーマだ」と主張。

 また他にも、「私たちは前向きであり続けなければならない」と先を見据えたコメントには、「失意に直面しても、エンドウの哲学は明快だ。プレミアリーグの容赦ないペースには欠かせない精神的な強さを反映した、シンプルで力強いマントラ(真言)だ」と印象を綴っている。

 さらに、「私たちはポジティブさを保ち、前進し続ける必要がある」と語っていたことについても、「エンドウの言葉を借りると、立ち直るための青写真を描いており、サッカーにおいても、人生と同様に挫折は単なる復活のための準備であることを思い出させてくれる」と論じている。

 それらの遠藤の言葉を受け、同メディアは「リバプールがプレミアリーグの課題を乗り越え続ける中、彼の回想は楽観的な光をもたらしている」と評しており、加えて「引き分けは、単に勝ち点1を得たというだけでなく、ポジティブさと強靭さの永続的な価値を教えてくれるものなのだ」との見解を示している。

 今季、フィールド全体で躍動しチームに活力を与えている遠藤。現地メディアの反応を見る限り、メンタル面においても支柱的役割を果たしているのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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