ド軍指揮官 15三振喫した打線に苦言「気分が良くない。チーム打撃できてない」極寒も「気候は関係ない」
2025年4月9日(水)13時13分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース2—8ナショナルズ(2025年4月8日 ワシントンDC)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が8日(日本時間9日)、敵地でのナショナルズ戦に「1番・DH」で先発出場。4打席凡退して迎えた第5打席で右前打を放って2試合連続安打をマークし、昨季から続く連続試合出塁を28に伸ばした。しかし、チームは2—8で敗れて今季初の3連敗を喫した。
デーブ・ロバーツ監督は15三振を奪われ、8安打を放ちながら2得点に終わった打線について「1試合で15回も三振を喫するのは気分が良くない。打線は全体にチームのための打撃ができていない。散発的にいい打席があるが、全体的にチームのための打撃ができておらず、その結果が出ていると思う」と苦言を呈した。
下位打線が精彩を欠き、打線のつながりがないが「ベテラン選手が揃ったチームなので、慌てる必要はない。まだ打てるチャンスがたくさんあることを理解し、良い打席を持ち続けることだ。初球を打ってソフトなコンタクトをしてしまったり、ストライクゾーンの拡大など、良い打者がやることではない。毎晩良いパフォーマンスが1、2回はあると思うが、全体としてはうまく連係できていない。だから、攻撃がかなり散発的になっていると思う」と分析した。
寒さが影響しているのかと問われると「私たちが東海岸に来るまで天気は良かったのに、寒冷前線がやってきてしまった。ただ、両チームは同じ状況に対処しなければならなかった。15三振もしたことに気候は関係ない。確かに寒かったと思うが、ご存知のとおり、天気によって誰かが有利になるわけではない」と言い訳はしなかった。
2—8と劣勢の展開で迎えた9回の第5打席。大谷は4番手右腕ラトレッジの内角高めカットボールを捉えると、105.5マイル(約169.8キロ)の痛烈な打球で一、二塁間を破った。相手は大量リードの展開とあって相手は盗塁を警戒しておらず、大谷は二塁、三塁と進んだ。その後、1死一、三塁としたが、テーラー、コンフォートが連続三振に倒れて得点を奪うことができなかった。
試合開始時の気温は7.8度と極寒。大谷やドジャースナインはしきりにヒーターで手を温めたり、防寒具を身につけてプレーしたが、試合を熱く盛り上げることはできなかった。