SBK:ホンダとドゥカティのエンジン回転数上限が変更に。第4戦オランダから適用
2019年4月11日(木)18時22分 AUTOSPORT web
FIMは4月11日、スーパーバイク世界選手権(SBK)を戦うホンダとドゥカティのエンジン回転数の上限(レブリミット)を変更することを発表した。
SBKでは、2018年シーズンよりエンジン回転数のレブリミット制限が導入された。この制限は、ラップタイム、スピードトラップ、メーカーあたりのライダー数や、レース結果、レースタイムなどの個々のライダーパフォーマンスにより決定され、3戦ごとに更新される可能性があり、変更される場合は250回転の増減で調整される。
SBKは3戦を終え、アルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)が開幕戦から他を圧倒する速さを見せ、9連勝を飾っている。
3戦までの結果を踏まえ、FIMは、ドルナWSBKオーガニゼイション(DOW)、パフォーマンス分析パートナーと協議し、レブリミット制限の変更を決定。変更を受けるのはドゥカティ・パニガーレV4 RとホンダCBR1000RR SP2の2台だ。
この変更により、ドゥカティ・パニガーレV4 Rはレブリミットが16,350回転から250回転下がり、ホンダCBR1000RR SP2は14,550回転から500回転上がることになった。
本来であれば、レブリミットの増減幅は250回転と定められているが、ホンダCBR1000RR SP2のパフォーマンスは、3戦を終えた時点で2段階分適用されるべきと判断され、500回転引き上げられることになった。
SBK第4戦からの各メーカーのレブリミット制限は以下の通り。
■SBK参戦車両のレブリミット制限(第4戦オランダから適用)
マシン | レブリミット |
---|---|
ヤマハYZF-R1 | 14,700rpm |
ホンダCBR1000RR SP2 | 15,050rpm |
BMW・S1000RR(2019年型) | 14,900rpm |
カワサキZX-10RR(2019年型) | 14,600rpm |
カワサキZX-10RR(2018年型) | 14,100rpm |
ドゥカティ・パニガーレV4 R | 16,100rpm |