7.7秒の電光石火弾! 起点の浦和GK西川周作「一つ狙いを持って。松尾選手は速いし技術も高い」
2025年4月13日(日)20時10分 サッカーキング
町田戦後、サポーターの声援に応える西川周作 [写真]=清原茂樹
試合後、完封勝利を果たした浦和GK西川周作は、「みんなが集中した中でうまく守れたと思いますし、攻撃も相手の嫌なところをしっかり突くことができたので、この勝利でまた息を吹き返したというところもあります」と勝利を喜び、「次、京都サンガF.C.戦。上位対決になれるように、自分たちもまだまだ這い上がっていきたいなと。これに満足することなく、次が大事だと思います」と、中2日で臨む2位相手の次戦へ目を向けた。
この試合で浦和はトップに松尾佑介を配置し、トップ下に渡邊凌磨を起用。38分の2点目のシーンでは西川が低い弾道のロングキックで渡邊にパスを送り、ダイレクトで相手DF裏へとつないで抜け出した松尾が決めた。西川は、「ミスから学んだシーンです。その前に凌磨に蹴った時に少し大きくなったボールがあり、あれではちょっとダメだなというところで。うまく修正しながら、低い弾道で攻めることを決断して蹴ったボールだったので。練習からフィーリングもかなり良かったですし、今日の体の感覚的にも『行ってみようかな』という意識だったので、うまくそれが得点につながって、本当に良かったと思います」と喜び。西川のパスから得点までの流れを、浦和の公式SNSでも『7.7秒の衝撃』と表現する電光石火の一撃を振り返った。
松尾をトップに置くことの良さが出たシーンでもあったが、「松尾選手の良さを生かすためには、手前の選手にしっかり預けて、背後に出れば松尾選手は本当に速いですし、技術も高い。そういったところは一つ狙いを持った中で、(マチェイ・スコルジャ)監督からもミーティングで話があったので、僕からもチャンスがあればという思いがありました」と狙い通りの形だったとしている。
4戦連続失点を喫していた浦和にとっては約1カ月ぶりの完封にもなったが、「体を張る、気持ちと気持ちのぶつかり合いというところは試合前から覚悟していましたし、自分がやらなければいけない仕事だと思うので。打たせないことを心がけながら、これからも失点の確率を減らしていきたいと思います」と、無失点継続を誓っている。
【動画】西川→渡邊→松尾!7.7秒でゴールを陥れる