スズキ、3年ぶりの勝利に沸く。MotoGP第3戦アメリカズGPでリンスがロッシを抑え表彰台の頂点へ

4月15日(月)6時0分 AUTOSPORT web

 MotoGP第3戦アメリカズGPの決勝レースがサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、MotoGPクラスはアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)が優勝した。リンスにとって最高峰クラスでの初優勝。スズキにとっては、マーベリック・ビニャーレスによる2016年第12戦イギリスGP以来の勝利となった。


 予選日の朝には激しい雨と雷に見舞われたサーキット・オブ・ジ・アメリカズ。荒天によりフリー走行3回目はキャンセルとなったが、その後は天候が回復し、予定どおり予選が行われた。とはいえ、天候により翻弄された予選日だったことは間違いない。


 迎えた決勝日は青空が広がり、気温21度、路面温度39度のドライコンディション。ポールポジションのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)はスタートでバレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)とカル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)に並びかけられるも、トップで1コーナーに飛び込む。


 2番手に続くのはロッシ、そして3番手にクラッチローと、上位陣はグリッド順でオープニングラップを終える。中上はスタートでポジションを落とし、このとき17番手に後退していた。


 マルケスは2周目に2分4秒529のファステストをマーク。ロッシも2分4秒後半のラップタイムでマルケスを追うが、3周目にはその差は約1.3秒に開いていた。マルケスはその翌周にもファステストを叩き出すと、ロッシを引き離しにかかる。


 4周目の走行中に、マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)とジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)にジャンプスタートによるライドスルーペナルティの裁定が下される。ふたりはこのペナルティにより、大きくポジションを落とすことになった。


 一方、トップのマルケスは4周目にもファステストを記録してトップを快走。ロッシとの差を2秒以上に広げる。


 ロッシは2番手集団をリードし、クラッチローやミラー、リンスが続く展開。ロッシの背後に迫りかけるクラッチロー。しかし、6周目に転倒を喫してしまい、そのままリタイアとなった。クラッチローの転倒により、ミラーが3番手に浮上。ミラーから0.5秒ほど遅れてリンスが続く。ロッシ、ミラー、リンスはほぼ等間隔で周回を重ねる。


 ロッシの約4秒前方で独走態勢を築くマルケスは、アメリカズGPで7年連続の優勝に向けて盤石かと思われた。しかし、まさかの事態がマルケスを襲う。9周目の12コーナーで、マルケスがまさかの転倒を喫したのだ。


■マルケスの転倒リタイアにより、トップに立ったロッシ


 ストレートからのブレーキング中、マルケスはリヤを滑らせるとそのままスリップダウン。マルケスは再スタートを試みたが、ここでレースをあきらめた。マルケスのアメリカズGPでの連勝記録は、ここで途絶えることになった。


 マルケスの転倒により、トップに立ったのはロッシだ。ロッシがレースをリードし、周回を重ねていく。


 マルケスに続き、レプソル・ホンダ・チームを災難が襲う。11周目の12コーナーで、ロレンソがコースを外れてスローダウンすると、そのままコースサイドでマシンを止めたのだ。ロレンソは前日の予選Q2でも、マシントラブルが発生している。ロレンソはそのまま戦線を離脱。レプソル・ホンダ・チームの両雄にとって、厳しい週末となった。


 残り5周、ロッシはトップを守り続ける。しかしそんなロッシに、2番手のリンスが襲い掛かる。リンスはロッシの背後に迫ると、テール・トゥ・ノーズでロッシを追う。その差は約0.2秒以内。


 残り4周、リンスがついにロッシをとらえた。トップを奪い返すべく、リンスにオーバーテイクを仕掛けるロッシ。しかしブレーキングで止まり切れずオーバーランを喫し、逆にその差が開く形になってしまう。残りは3周、そしてその差は約0.6秒だ。


 リンスとロッシとの差は保たれたまま、リンスがトップをキープして最終ラップに突入。最終ラップにはリンスのラインがややワイドになるシーンがあったが、リンスは最後までロッシのプレッシャーに屈することなく、その座を守った。


 リンスは見事、トップでチェッカー。自身にとってMotoGPクラスで初の優勝を飾った。スズキとしてもビニャーレスが2016年第12戦イギリスGP以来の勝利となった。


 惜敗のロッシは2戦連続2位表彰台を獲得。ヤマハの優勝が遠いものではないことを予感させた。3位には4番手スタートのミラーが入り、ドゥカティのファクトリーチームを抑えて表彰台を獲得している。


 4位フィニッシュを果たしたのは、13番手から驚異の追い上げを見せたアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)、5位にはフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が入った。中上は10位フィニッシュで、ポイント獲得を果たしている。


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